「Macで音楽クラブ 2024年7月定例会」のレポートです。
開催日時:2024年7月6日(土)15:00~18:00
開催場所:新宿区西新宿7-1-7 新宿ダイカンプラザA館 719号室
参加人数:4名

■AIを駆使した音楽制作(ノグチ)

前回紹介した音楽生成AI「Udio」で歌物フレーズを作り、Logic Pro 11の新機能を使いクオリティーを高めるという内容です。
最初に歌詞を生成します。ここではMacクライアントソフトが最近出来た「Chat GPT」を使用します(ChatGPTはAIチャットボットです。解説は省略します)。

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(Chat GPT)もちろんです!チルアウト風のR&B歌詞を作成しました。どうぞお楽しみください。

前回紹介した音楽生成AI「Udio」で歌物フレーズを作り、Logic Pro 11の新機能を使いクオリティーを高めるという内容です。
最初に歌詞を生成します。ここではMacクライアントソフトが最近出来た「Chat GPT」を使用します(ChatGPTはAIチャットボットです。解説は省略します)。

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(私)歌詞を作って。構成はA-B-サビ-エンディングで。曲調はチルアウト風に。
(Chat GPT)もちろんです!チルアウト風のR&B歌詞を作成しました。どうぞお楽しみください。
A
静かな夜の中で
君の瞳に映る月
手をつないで歩く街
二人だけの秘密の場所
B
ささやかな声で囁く
「君とならどこでもいい」
心が暖かくなる瞬間
時間が止まればいいのに
サビ
感じるままに流れて
心地よいリズムに身を委ねて
君といるだけで
全てが特別になる
エンディング
夜が明ける前に
もう一度抱きしめて
この瞬間を忘れない
君とずっと、ここにいたい
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※AB表記はこちらで足しました
まぁ所々内容が重複してたりしますがそのままとします。
これを音楽生成AIの「Udio」で「R&B till out japanese female pop」、歌詞にペーストして生成したものがこちら。
1分ほどの曲が2パターン生成されますが、その内の一つを延長したものです。

https://www.udio.com/songs/rNipo932phMKxXRZoTMXjw
いきなり歌詞がどこかへ行ってしまっていたり(笑)、途中日本語が意味不明(笑)と歌についてはだいぶ怪しい曲が出来上がりました。ただ、全体的な曲調は良かったのとLogicで組み合わせがよさそうなので、これを元に修正します。
Logic Pro 10から11になり新機能が追加されました。そこに触れる前に操作画面を見てみます。

操作画面(GUI)は前のバージョンからアイコンのイラストが少々変わったくらいです。また、昔からあるプラグインも依然としてクラシカルな表示画面で残っています。
番号はメジャーバージョンアップですが、全体としては大掛かりなマイナーバージョンアップという気がします。既存の購入者は無料でバージョンアップできるのがありがたいです。また、最低動作OSもそのままです。(App Storeの価格は3万円。iPad版と違い買い切り)

Logic Pro 11新機能のStem Splitterは2トラックにまとめられたオーディオを大まかな楽器ごとに分割してくれます。処理時間も短時間です。今回の作業では使用しませんがデモ紹介しました。これはApple Siliconのみの機能です。

Logic Pro 11新機能の目玉のSession Playerですが、その前に楽器が強化されています。
ピアノ音源やベース音源が新たに用意されており、高品位な音質になりました。アップデートすると10GBほど音源用に追加されます。プリセットには予め最適なエフェクトがセットで追加されているので(特にベース音源)、そのままで綺麗な音色を奏でられます。

Session Playerはピアノ(Keyboard Player)・ベース(Bass Player)・ドラム(Drummer)となっており、ドラムは以前からあるDrummerを他と同等に強化されました。
オケのイメージに合わせてジャンル(スタイル)を選択し、その中のバリエーションを選択する感じです。ノブやスライドを調整するだけで、リアルタイムにフレーズが変化していくのが楽しく興味深いです。
キーボードは右手左手のおおよその位置や片手のみも選択出来ます。強弱・複雑さは上下のバーになっており加減を調整します。
小節のアクセントになる拍部分をプリセットより選択することや、自分でカスタマイズもあります。他のトラックに従わせる事も出来ます。AIほどに全部お任せではなく、自分で曲のスタイルに合わせ込むことが簡単です。

ベースの場合はデッドノート・スライドなど、打ち込みでは手間のかかる奏法が簡単に出来てしまいます。
ドラムはマトリクス調整がなくなり他と同様の機能になっています。Drum Designerの各音源のカスタマイズが以前より広がりました。
説明しきれないので、詳しい概要はこちらをご覧ください。
https://support.apple.com/ja-jp/guide/logicpro/lgcpbf624405/mac
なお、ギターについてSession Player機能は用意されていません。おそらくですが、今後のバージョンで追加されるのではと期待したくなります。

こうして完成した曲がこちらになります。「夜風のメロディー」A-B-サビまで。

ボーカルはSynthsizer V Studio ProのMaiさんに歌ってもらっています。
歌詞の不足分はこちらで補いました。この音源は公開するか考慮中です。

新機能のプラグイン「Croma Glow」です。アナログオーディオのサチュレーション効果を付加します。ここではボーカルに掛ける事で少し音の存在感を上げて深みのあるサウンドを得る事が出来ます。他にはローファイ機能としてドラムに掛けるのも良いと思います。この機能はApple Silicon専用となっています。

Mastering Assistantでの調整とTR5 Masteringプラグインで出音の確認
今回の紹介はこちらの動画を参考にしました。
その他にApple Event 5月7日より、批判を受けて謝罪となった幻のCM候補「iPad Proのプレス製作」、iPad版Logicの様子などを見ました。
■Thunderbolt 変換アダプターを組みあわせてmacOS Sonomaで動くか検証(須藤)

Apple Thunderbolt 3(USB3) - Thunderbolt 2変換アダプターとApple Thunderbolt - FireWire(800)アダプターを組みあわせて動作チェックをしました。

色々な場所で購入したアダプター類。

システム情報によると、認識はしていますがFireWire欄には何も表示されませんでした。macOS Ventura以降のOSではOS標準のFireWireドライバーが非搭載になり、それより後継のSonomaも認識しないのは当然です。Intel MacBookとM1 MacBookで確認しましたが同様となりました。

その他に社外品のThunderbolt - Ethernetアダプターもチェックしこちらは認識しました。
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※AB表記はこちらで足しました
まぁ所々内容が重複してたりしますがそのままとします。
これを音楽生成AIの「Udio」で「R&B till out japanese female pop」、歌詞にペーストして生成したものがこちら。
1分ほどの曲が2パターン生成されますが、その内の一つを延長したものです。

https://www.udio.com/songs/rNipo932phMKxXRZoTMXjw
いきなり歌詞がどこかへ行ってしまっていたり(笑)、途中日本語が意味不明(笑)と歌についてはだいぶ怪しい曲が出来上がりました。ただ、全体的な曲調は良かったのとLogicで組み合わせがよさそうなので、これを元に修正します。
Logic Pro 10から11になり新機能が追加されました。そこに触れる前に操作画面を見てみます。

操作画面(GUI)は前のバージョンからアイコンのイラストが少々変わったくらいです。また、昔からあるプラグインも依然としてクラシカルな表示画面で残っています。
番号はメジャーバージョンアップですが、全体としては大掛かりなマイナーバージョンアップという気がします。既存の購入者は無料でバージョンアップできるのがありがたいです。また、最低動作OSもそのままです。(App Storeの価格は3万円。iPad版と違い買い切り)

Logic Pro 11新機能のStem Splitterは2トラックにまとめられたオーディオを大まかな楽器ごとに分割してくれます。処理時間も短時間です。今回の作業では使用しませんがデモ紹介しました。これはApple Siliconのみの機能です。

Logic Pro 11新機能の目玉のSession Playerですが、その前に楽器が強化されています。
ピアノ音源やベース音源が新たに用意されており、高品位な音質になりました。アップデートすると10GBほど音源用に追加されます。プリセットには予め最適なエフェクトがセットで追加されているので(特にベース音源)、そのままで綺麗な音色を奏でられます。

Session Playerはピアノ(Keyboard Player)・ベース(Bass Player)・ドラム(Drummer)となっており、ドラムは以前からあるDrummerを他と同等に強化されました。
オケのイメージに合わせてジャンル(スタイル)を選択し、その中のバリエーションを選択する感じです。ノブやスライドを調整するだけで、リアルタイムにフレーズが変化していくのが楽しく興味深いです。
キーボードは右手左手のおおよその位置や片手のみも選択出来ます。強弱・複雑さは上下のバーになっており加減を調整します。
小節のアクセントになる拍部分をプリセットより選択することや、自分でカスタマイズもあります。他のトラックに従わせる事も出来ます。AIほどに全部お任せではなく、自分で曲のスタイルに合わせ込むことが簡単です。

ベースの場合はデッドノート・スライドなど、打ち込みでは手間のかかる奏法が簡単に出来てしまいます。
ドラムはマトリクス調整がなくなり他と同様の機能になっています。Drum Designerの各音源のカスタマイズが以前より広がりました。
説明しきれないので、詳しい概要はこちらをご覧ください。
https://support.apple.com/ja-jp/guide/logicpro/lgcpbf624405/mac
なお、ギターについてSession Player機能は用意されていません。おそらくですが、今後のバージョンで追加されるのではと期待したくなります。

こうして完成した曲がこちらになります。「夜風のメロディー」A-B-サビまで。

ボーカルはSynthsizer V Studio ProのMaiさんに歌ってもらっています。
歌詞の不足分はこちらで補いました。この音源は公開するか考慮中です。

新機能のプラグイン「Croma Glow」です。アナログオーディオのサチュレーション効果を付加します。ここではボーカルに掛ける事で少し音の存在感を上げて深みのあるサウンドを得る事が出来ます。他にはローファイ機能としてドラムに掛けるのも良いと思います。この機能はApple Silicon専用となっています。

Mastering Assistantでの調整とTR5 Masteringプラグインで出音の確認
今回の紹介はこちらの動画を参考にしました。
その他にApple Event 5月7日より、批判を受けて謝罪となった幻のCM候補「iPad Proのプレス製作」、iPad版Logicの様子などを見ました。
■Thunderbolt 変換アダプターを組みあわせてmacOS Sonomaで動くか検証(須藤)

Apple Thunderbolt 3(USB3) - Thunderbolt 2変換アダプターとApple Thunderbolt - FireWire(800)アダプターを組みあわせて動作チェックをしました。

色々な場所で購入したアダプター類。

システム情報によると、認識はしていますがFireWire欄には何も表示されませんでした。macOS Ventura以降のOSではOS標準のFireWireドライバーが非搭載になり、それより後継のSonomaも認識しないのは当然です。Intel MacBookとM1 MacBookで確認しましたが同様となりました。

その他に社外品のThunderbolt - Ethernetアダプターもチェックしこちらは認識しました。
2024年8月の定例会は8月3日(土)15時〜18時頃、場所は西新宿近辺の貸し会議室を予定しています。
見学希望の方はご連絡を頂いてからとなっておりますので、お手数ですが以下のメールアドレス宛にお名前と参加予定日をお知らせ下さい。

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