Macで音楽クラブ

MacやiPhoneなどのApple製品と共に音楽を楽しみませんか? 10年以上の活動実績があり、初心者からプロの方まで積極的に情報交換を行っています。

Macで音楽クラブ 2023年9月定例会より(記事:小林)

9月2日の例会報告です。
参加者 7名

1.ZOOM社 L−12ミキサーをリハスタに持ち込んで一発録音したものをミキサー本体でエディットし、2トラックに落とした。

今回はSDカードからMacにマルチトラックで読み込みLogic Proで調整してみた(あらせ)

参考リンク

L−12ミキサーで録音するメリット

・スタジオに入ってから出るまでL−12ミキサーで録りっぱなしなので、録音スイッチの入れ忘れ事故などがない
・ミキサーではバウンスに実時間が必要なのに対し、Macでの作業は非常に処理時間が短い
・シンク信号のような時間コードが埋め込まれているか?(須藤)
→不明 仕様の確認

2.古いMacからの移行苦労話集

・Macを新しくして様々なトラブルがあったがGM音源の再生ができなくなった(山白)

→QuicTime音源がなくなったので標準ではMacにその機能は無いのでは?(須藤)
→次回までの課題とします

・FileMaker(byクラリス)で譜面などのリスト管理をしていた

→スティッキーズ(懐かしい!)も無くなっている

・Wavesのプラグインがデモモードになってしまい40秒毎に無音が入るトラブル(仁井田)

Mac内のプラグイン一つずつをインストール、認証し直すことで一つのプラグインが認証できてないことが判明
→結論は「Clarity Vx」というプラグインの認証忘れできちんとインストール、再認証して正常に使用出来る様になった。

参考リンク
Waves社の雑音軽減オーディオプラグイン「Clarity Vx」

その他QRコード2段階認証の失敗話など多数

3.Macのシステム関連Tips

「オーディオプラグイン」に限定してのTips

Macintosh HD内の「ライブラリ」にはルート直下の“ライブラリ"と“ユーザー/**/ライブラリ(ユーザー個人のライブラリ)”の二つがある!インストール時にどちらかの選択画面があるので要注意。

同じファイルが両方にあるファイルはディスク容量を圧迫するので、ルート直下の“ライブラリ"側を残してユーザーライブラリ内の重複ファイルは消してもOK(アプリケーションソフトに依っては使用ファイル類の収納ライブラリ指定が有ったりするので要確認)。

Finderのウィンドウ表示時に commandキーを押しながらライブラリのタイトル部分を押すと上位ディレクトリーが表示されるので、どの位置にあるライブラリか判別できる。

4.「パッケージの内容を表示」について

特定のファイルを選んで controlキー + クリックまたは 右クリックで表示されるフリップメニューから「パッケージの内容を表示」を選択するとそのファイル内のリソース類が展開表示される。

階層を巡っていくと含有されるデータやコード類を参照する事ができるが、それらを移動や消去するとトラブルの元になるので必要なデータのみ外部にコピーして利用参照等を行う様にする事。

その他

・「WavePad」 Freeの音楽編集ソフトだがバージョンアップが多く、有料版への勧誘が激しい(山白)

参考リンク

以上です

Macで音楽クラブ 2023年3月定例会より(記事:小林)

3月4日の例会報告です。
出席者 5名

20230304Top

今回はユーザーグループに相応しく濃くて深い話題が満載。


ネタ1:LAN端子付きのThunderBolt Dock

製品によってUSB-LANとPCI-LAN 接続となる理由と、二つの接続の違い(小林)

1月の定例で紹介したOWC「Thunderbolt4 Dock」


ギガビットイーサの端子がついていることも購入理由の一つだったが、「このマックについて」のネットワークの項目をチェックすると接続がUSB-LANとなっている。

02230304Kobayashi

Thunderbolt接続=PCI-LAN接続と考えていたが、調べるとハブに使われているチップによってUSB-LANとなるらしい。

詳しい解説は↓のサイトを参照


ちなみにOWCの一つ前の「Thunderbolt3 Dock」はPCI-LAN接続らしい。

重要なのはUSB-LAN接続になるとMac OS標準のAVB機能(LANケーブルでオーディオ信号を扱う機能)が使えなくなること→ネタ2 に続く。


ネタ2:AVB機能を使うための手順について(須藤)

今回は Apple社純正の「Apple Thunderbolt - ギガビットEthernetアダプタ」を使った場合「AVB」環境が利用可能なことを確認。「AVB Audio Configuration」で設定を行う手順等、ディジタルオーディオを扱う為の基礎的な情報をユーザー同士で学んだ。

この手の情報はベンダーでは扱わないので非常に勉強になったはず。

20230304Sutoh1

20230304Sutoh2

上は有線LAN接続の AVB環境のキャプチャです。


ネタ3:「MOTU Audio Express」をMacBook Airでバスパワーで動かす(須藤・橘)

Thunderbolt 4(3)端子しかない「MacBook Air」で「Apple Thunderbolt 3(USB-C)- Thunderbolt 2アダプタ」→「Apple Thunderbolt - FireWireアダプタ」→「FireWire 800→400変換ケーブル」→「MOTU Audio Express」と複数アダプターを用いてオーディオインターフェイスデバイスをバスパワーで動作させる事が可能な事も確認。

アップル純正アダプタの安心感は素晴らしい!

ただしMacBook AirにHDMIでプロジェクターを接続していると「MOTU  Audio Express」はバスパワーで起動しなかった。おそらく Air側の容量に余裕がないためと思われる。

20230304MotuExpress

東京マラソンのお手伝いで上京した荻野さんと久しぶりにお会いできた2次会では、パソコン通信でMIDIデータを公開していた時代の逸話や伝説のリズムマシンRoland TR-808の話など、さらに深く深く掘り下げたマニアックな話で盛り上がりました。

次回も深い話をしましょう。皆さんの参加をお待ちしています。

Macで音楽クラブ 2023年2月定例会より(記事:小林)

2月4日の例会報告です。
出席者 7名
 
ネタ1「アレンジしました」(あらせ)
 
知り合いのつくり あらせさんがアレンジした2曲を紹介
曲調は70年代のアイドルポップがメインコンセプトなので、アイドル全盛期の雰囲気をふんだんに取り入れた懐かしいアレンジです。

制作の具体的な手順は
・仮メロディーにコード進行をつけて、それをBand in a Box 2020に入力
・曲の大枠ができたら、スタンダードMIDIファイルで書き出してそれをLogicに読み込む
・ドラムなどはLogicのドラマー機能に置き換えてフィルなどをブラッシュアップ
・アコギのストロークやエレキギターなどの生録をかぶせる
・トラックごとにオーディオデータとして書き出し、もう一人の制作者に渡してそちらで最終的なトラックとして制作する
 
2曲目
ロック調の曲
・手法は同じ
・ギターはフェンダーのヘッドアンプを通してラインで録音

【感想など】
→ギターの録り方のバリエーション(スタジオでアンプの出音をマイク収録、プラグインのアンプシミュレーターをかませて録音など)(須藤)
プラグインのプリアンプとしてはIK Multimediaの「AmpliTube」などがあり、先日も80%引きのセールがあった(須藤)
 
商品のサイトリンクは↓こちら
 
なんと!!その場で柄さんがオンラインで購入!まだ80%引きで買えたようです‼︎
 
ネタ2「新製品Mac mini M2 Pro発表と迷い」(K2)

・現在27インチiMacを使用しているが、そろそろApple Siliconのマシン導入も検討したい。
・懸念しているのは現在使っているFWのオーディオインターフェイスの互換性
・古いPlug-inもApple Siliconや新しいOSで活かせるか?
→以下のリンクにはRosetta 2で一度スキャンするとうまくいくというAppleの互換情報もある
・昨年Appleが純正のMIDIインターフェイスドライバーを更新しているものの、古い機器ではMIDI Syncが動かないなど旧型機に完全対応できるものではない(須藤)
 
ネタ3「MIDI規格について改めてお勉強」(須藤)

・MIDI規格は現在映像系のフィジコンなどでも使われているUSB-MIDI(Behringer) 
・MIDIで使われているDIN端子についての勉強(5ピンのうち3ピンのみ利用)⇒利用していないピンを結線していないためにMIDIケーブルは比較的安く設定されている

【感想など】
→昔あったVisionというDAW(シーケンス)ソフトをディスコンにしたOpcode/Gibson
→歴史的にはオプコードはGibsonに買収された後VisionのWin版に手を出すが、富士通版に特化したため失敗
一方Notator(ノーテーター)はAtariからMacに乗り換え、現在はLogicとして生きている
 
ネタ4「今月のサルベージコーナー」(須藤)

iFI(ハイレゾ対応ポータブルオーディオアンプ)
バッテリーが死んでいるためジャンク扱いで4000円
 
商品のサイトは↓こちら
・バッテリーが死んでジャンク扱いでも音は3万円の音
・(Amazonにちょうどいいサイズのバッテリーが見当たらなかったが、見つかればラッキーかも)
 
以上でした

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