Macで音楽クラブ

MacやiPhoneなどのApple製品と共に音楽を楽しみませんか? 10年以上の活動実績があり、初心者からプロの方まで積極的に情報交換を行っています。

カテゴリ: イベント

スタジオツアーが行われました。
日時:2015年2月28日(土)14:00~19:30
場所:マイクロサウンド(東京都国分寺市)
参加人数:10名


■スタジオツアー

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須藤さんが経営されている録音スタジオ「マイクロサウンド」にて行うイベントを「スタジオツアー」と称しています。今回は「Macで音楽祭り2014」のセミナーでご紹介した合宿曲(メコン川のように)のミキシング作業を行う事となりました。

2014年の年末にも合宿曲のミキシングをこのスタジオで作業したのですが、そのバージョンをより趣旨に沿ったものにミキシングしなおしました。



■本題に入る前に

早速と行きたい所ですが、その前にちょっとしたユーティリティーの紹介です。
[ControlAir]というソフトです。

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MacBook Proなどの内蔵カメラを使って、iTunesの再生や曲送りの指令を出す事が出来ます。カメラで自分の指を認識させ動かす事により、キーボードの操作無しで行えるという物です。
コツをつかむまでがちょっと難しいのですが、こういった発想で動かせるというのが新鮮ですね。Youtubeに紹介がありますのでリンクします。



リチウムイオンバッテリー「Power-Pond Connect」

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伊藤さん(写真右)がお持ちしたモバイルバッテリーはACプラグをそのまま挿す事が出来る、40,800mAhと大容量のものとなっています。スタジオに来る前に秋葉原に寄り買ってきたそうです。

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ACプラグなので、普通の家電にも使えます。防災用に購入されたとの事です。
普通のモバイルバッテリーでは、ノートパソコンへ繋げるには変換プラグなどが必要で煩雑でした。これなら不シンプルにACアダプターから直結出来ますね。

本体は2つに分ける事が出来、片方にはUSB端子があるので必要に応じて使い分けます。また、こうする事でコンパクトに持ち運び出来るそうです。



■ミキシング

本題のミキシングへと移ります。

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DAWは[MOTU Digital Performer 8]を使用します。
と、作業前にまずは別名保存!ムービーも開いて同期しておき、映像も楽しみながら編集しました。

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すべてのトラックでフェーダー位置をなるべく0の場所にしておきます。当然音量が違うトラックもありますが、トリムプラグインやリミッターなどで増やし揃えておきます。

こうする事で、オートメーションなどを書き込む際の上下幅も確保出来ます。また、0の位置に近い方が音の演算処理により最適となります。

次に、ソロボーカル(Tさん)の調整をします。テイクの複製から作業します。
リージョンから無音部分をカットして細かく分けますが、前後にフェード掛け滑らかにします。 

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[Auto-Tune]プラグインによりピッチ補正を自動で全体的に掛けます。

ボーカルは若干沈み込んで聴こえました。そこで、基準音を440Hzから441Hzへ微妙に上げました。こうする事で、曲中より浮き上がらせる事が出来るようになります。

このような応用の例として、クラシック音楽でも音量の小さい楽器は、コンサートピッチより少しだけ上げる事があるそうです。他にもボーカル録音の際にもガイドメロの音を上げておくと、フラット気味に歌う癖のある方でも直ってしまう事があるそうです。

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ピッチ補正に戻ります。
DP8では標準でPitch Collectionという部分部分を細かくピッチ補正する機能が備わっています。こちらは主に手動での作業になります。その人のキャラクターを残しつつ、細かく調整する事が出来ます。

次のボーカリスト(Sさん)は歌唱力があるのですが、少々溜めが多く感じられました。演歌で言う所のコブシが回っているような感じです。また、音も近い感じがし、ピッチが高めに感じました。

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リージョンを切り分けて、拍位置にあうように調整をして溜めを軽減します。
ストレッチを掛けて、波形自体の長さを少し短くします。こちらも溜めを軽減します。

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音が近いということなので、モノラルリバーブを掛けて楽曲に馴染ませます。種類としては部屋で歌っているので、それに近い感じのを選択します。他にマイクの吹かれで低域の雑音がありましたので、イコライザーでカットしました。

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曲終わり部分のボーカリスト(Nさん)は、曲調から背景のコーラスに組み込んだ方が良いと判断しました。
そこで、ステレオリバーブ[Waves Trueverb]を掛けて馴染ませました。さらにここでは、[Waves S1]で広がりすぎないようにしています。

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他にも音量差が激しいので、[Waves Vocal Rider]で、フェーダーを自動で操作する事で、一定の音量に保つ事が出来ます。曲中の大小部分に合わせて、小さい時は小さくと自動調整も出来ます。

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今回はプラグイン内の自動調整ですが、この情報をボリュームデータとしてオートメーションに書き出す事も出来ます。

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ドラムには[Melda Production MDrumLeveller] を掛けました。これは、ドラムの各音に対して、一個一個アクセントの音量を強くしてくれます。プラグイン内に解析しながら表示されています。試しに極端に上げてみますと元気よく叩いているように聴こえます。

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曲半ばのボーカル(Kさん)も若干コーラスとのずれが有りましたのでコーラスの方のタイミングと合わせます。

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中心のメロディーは複数人のコーラスとなっています。写真は合宿当時のもので、左右にマイクを立てて録音しました。

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楽曲でもそのまま左右に目一杯振った状態だったのですが、そのままですと広がりすぎて楽器よりも後ろになってしまっていました。

そこで左右の幅を狭めて歌がより中心に来るように調整しました。ハモり部分も別録音がありましたので、そちらは広げたままにすることでバランスをとりました。他にメインとハモり音量の調整を行い、メインがしっかり聴こえるように調整しました。(この過程でドラムにリバーブを追加しています)


 
■休憩

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ここまでで一旦休憩をとりました。
曲とは離れてLogic Pro Xが最近10.1にアップデートされ機能強化されました。
オンラインDTMスクールのSleepfreaksに丁寧な動画での解説がありましたので、それに加えてコンプレッサーの新旧比較などをしてみました。

[Logic 10.1 新機能 1]
[Logic 10.1 新機能 2]

その他Logicに関する質問などありました。



■作業復帰

メロディ関連が大まかに作業を終えましたので、次に楽器のバランス調整に移りました。

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音像中心にある、コード担当のアコースティックギターとベースのバランス調整を行いました。まずベース自体の音量が無かったので、大きくすると同時に[BBE MACH3 Bass]というプラグインにより、より豊かな低音を付加する事が出来ます。

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ここで少しだけサブコーラス(ウーやアーなど)のタイミング調整、ピッチ補正を行いました。

左右の飾りで弾いているギター2本のバランスを同じようになるように調整しました。曲中心とのピアノとのバランスも考慮して、ピアノの音像を狭めることとしました。

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ピアノの幅を狭める過程で、位相が反転していることが分かりました。音源として意図してそうなっているのですが、音量を変化させずに幅を狭める事を優先しました。トリムプラグインのインバートを片方ONにする事で、位相を正常に修正しました。

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オルガンに対しては、意外なプラグインですがディエッサーを掛け高音部分の雑味を取りました。また、リバーブも掛けることで、合わせて楽曲に馴染ませています。

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トータル(全体の)リバーブとしてTC Electronic Mega Reverb(販売終了)を掛け、全体を通して聴いてみて問題無いことを確認して完成となりました。

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おまけとして、ノグチによる別アレンジバージョンや、仮オケに他の方が歌ったバージョン、長峰さんの英語バージョンなどを聴いて楽しみました。



4月の定例会は4月4日(土)15時〜18時です。場所は喫茶室ルノアール 新宿小滝橋通り店 第1会議室で開催予定となっております。

随時見学を承っていますので、お気軽にご参加ください。ご希望の方はご連絡を頂いてからとなっておりますので、お手数ですが以下のメールアドレス宛にお名前と参加予定日をお知らせください。
見学について

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Macで音楽祭り2014』が開催されました。ここではその模様をお伝えします。



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Macで音楽祭り2014」はMacやiPhoneなどでの音楽制作や、音楽・音響周辺機器メーカーによる最新製品などを紹介するイベントです[入場無料]。日時は2014年12月7日(日)11時~16時、場所は関東ITソフトウェア健保会館会議室(大久保)にて開催。
主催 Macで音楽クラブ、共催 Japan Logic User Group、出展社 IK Multimedia、ディリゲント、フロンティアファクトリー、メディア・インテグレーション。



■セミナープログラム2:IK Multimedia

SampleTank 3最新版とiRigシリーズで、快適な作曲を。』

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Macで音楽ということで、最近メジャーバージョンアップした「SampleTank 3」のご紹介です。

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SampleTank 2のころから、作曲家やアレンジャーの方に好評のソフトです。音色を選ぶだけでグっととくる音で創造力を向上させます。
SampleTank 3でも音色の設定など作曲以外の事で惑わされずに集中できるようになっています。

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SampleTank 3はマルチティンバーの音源としても知られています。マルチティンバーですのでいくつも立ち上げずに済み、CPU負荷に優しいソフトです。そこで、おすすめなのはDAWでのテンプレートを作っておくと便利です。

ポップス、ダンス、ロック系ソングなどの音色セットにし各トラックごとに振ってあるファイルを作っておきます。制作したいジャンルを選ぶだけですので、すばやく制作に取りかかれます。

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16トラックのマルチティンバーは基本1トラック1音色でアサインされていますが、複数のトラックを一つのチャンネルに指定する事も出来ます。例えば、4パート3パートを同じ3チャンネルに指定すると、簡単に音色のレイヤーが出来ます。各音色のバランスが気になりますが、ミキサー画面によりバランス調整が可能です。

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SampleTank 3では、音色の中に5個のインサートエフェクトを設置する事が出来、4つのセンドとリターンもあります。 
例えばドラム音色を選びますと、自動的にコンプレッサーなどエフェクトが最適な状態で立ち上がります。Black76など、[T-RackS]や[AmpliTube]から持ってきたエフェクトも多数内蔵されており、クオリティーが一段と上がっています。

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機能追加としてパターン(PATTERN)があります。
例としてリズムパターンを付けてみます。ドラムのパターンでFunkyを選ぶと下のキーボード表記の場所にアサインされます。これを続けて並べていく事で、キーボードで順に弾いていくだけで簡単なフレーズ作成も可能となります。こういったフレーズを曲の一部に組み入れる分には、著作権に心配せずに自由に使用できるとの事です。

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MIDIフレーズになっており、シーケンサーのテンポに追従します。また、同じようにオーディオのループも多数あり、こちらもピッチ一定でテンポに追従します。ループ名にテンポが書いてありますので、これを参考にすると良いでしょう。 
ドラム以外にもレゲエ、ハウス、ヒップホップなどに合わせたリズム楽器以外のループもあり、組み合わせるだけでリミックス的に音楽制作が出来ます。

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音色の編集に関しては、シンセサイザー的な編集も可能で、シンセのパッチなどではアナログライクな編集も可能です。
音色に関するエンジンにも今までに無かった機能があります。例えば、フレットレスベースの弦がフレットにあたっている音が該当します。ビリっとしたノイズの部分の音量を調整する事が出来ます。オルガンのキークリック音の調整も可能です。

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通常のエフェクターの他に、ロータリースピーカーの調整も可能です。キャビネットの動作などAmpliTubeなどで培ってきたモデリングのエンジンを使っているので、自然でかつ気持ちのよい音になります。

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ピアノでは、1.2GBのリッチなサンプルを使ったものもあります。INFOボタンから画が表記され、サウンドボードレゾナンスレベルという、ピアノの共鳴板の開き具合を調整できます。あえて開いて響きを大きくしたり、閉じてピアノの前に座っているような、フワーっとした感じを出す事も可能です。

ステレオの広がり具合も調整可能で、ロックでは狭めたいなど曲調にあわせて調整出来ます。

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ドラムなどの音色で同音連打すると、いわゆるマシンガン的になって変化がなく不自然になってしまいます。ラウンドロビン(ROUND ROBIN)では同じ音色でも、自動的にサンプルが切り替わります。ランダムに叩いた場所が違う音色が数音に一度自動的に組み込まれるので、微妙な変化ではありますが自然になります。

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[iRig Pads]に対応しており、SampleTankの右下にあるボタンを押す事で一体化します。様々な操作をほとんどマウスを触らずにコントロールする事が可能となっています。
ありがとうございました。



■Macで音楽祭り2014記事一覧

Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)1:フロンティアファクトリー
Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)2:IK Multimedia
Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)3:メディア・インテグレーション
Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)4:SoundCanvas for iOS(ローランド株式会社 協力)
Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)5:Macで音楽クラブ
Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)6:Japan Logic User Group
Macで音楽祭り2014イベントレポート(展示ブース)
 

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Macで音楽祭り2014』が開催されました。ここではその模様をお伝えします。



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Macで音楽祭り2014」はMacやiPhoneなどでの音楽制作や、音楽・音響周辺機器メーカーによる最新製品などを紹介するイベントです[入場無料]。日時は2014年12月7日(日)11時~16時、場所は関東ITソフトウェア健保会館会議室(大久保)にて開催。
主催 Macで音楽クラブ、共催 Japan Logic User Group、出展社 IK Multimedia、ディリゲント、フロンティアファクトリー、メディア・インテグレーション。



■セミナープログラム4:Sound Canvas for iOS(ローランド株式会社 協力)

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Sound Canvas for iOSは2015年2月現在発売中です。こちらをご覧ください。

(以下は紹介当時の記事となります)

Rolandといえば、SC-55などのSound Canvasシリーズも名機であり、昔の音源をiPhoneやiPadに移植してほしいというご要望は以前からあったそうです。今回そのシリーズがiOSアプリとして復活します。(画面は開発途上の物を紹介しています)

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画面の上部はSC-88などの前面パネル部分をそのまま模しています。下部の左は各パートのボリュームなどの表示がされ調整可能です。右はMIDIファイルを読み込んでのチェインプレイが可能となっています。

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見た目は当時の音源のままですが、肝心の音もほぼ当時の音源のままになっています。ただし、リバーブや空間系の演算処理が良くなっているので、当時よりも音の抜けは良くなっています。

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音色はカテゴリ表記されており、その中に分けられています。SC-8820 Map、SC-88Pro、SC-88、SC-55、CM-64とマップが搭載されていますので、実機のように切り替えられます。パネル表示からALLボタンを押してPARTボタンを順々に押す事で、順々に音源(MAP)が切り替わります。

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MIDIファイルをiTunesのファイルブラウザーで読み込む事で、SONGリストから選んで再生する事が出来ます。
 
このアプリはCoreMIDIに対応していますので、DAWから外部音源としても使えるようになっています。発売は1月〜2月頃を予定しています。

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司会のコメント)SC-55が発売されていた頃というとユーザーのMIDIファイル投稿が全盛期で、Niftyフォーラムなどに力技の作品がアップロードされていました。Guitarをどれだけ似せるかなど、正に魂をこめていた時代でした。このアプリでノスタルジックな気分に浸る事が出来ますね。

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パネル表示にある「曲購入」ボタンより、プレーヤーとしての画面に切り替わります。カラオケ用途としても制作されていますので、通信ジュークからカラオケ再生機として機能します。

画面左下にはボーカル、ベース、ギターなどのONOFF機能がありますので、練習したいパートだけOFFにする事も可能となっています。
ありがとうございました。



■Macで音楽祭り2014記事一覧

Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)1:フロンティアファクトリー
Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)2:IK Multimedia
Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)3:メディア・インテグレーション
Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)4:SoundCanvas for iOS(ローランド株式会社 協力)
Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)5:Macで音楽クラブ
Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)6:Japan Logic User Group
Macで音楽祭り2014イベントレポート(展示ブース)
 

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Macで音楽祭り2014』が開催されました。ここではその模様をお伝えします。



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Macで音楽祭り2014」はMacやiPhoneなどでの音楽制作や、音楽・音響周辺機器メーカーによる最新製品などを紹介するイベントです[入場無料]。日時は2014年12月7日(日)11時~16時、場所は関東ITソフトウェア健保会館会議室(大久保)にて開催。
主催 Macで音楽クラブ、共催 Japan Logic User Group、出展社 IK Multimedia、ディリゲント、フロンティアファクトリー、メディア・インテグレーション。



■セミナープログラム1:フロンティアファクトリー

Band-in-a-Boxで 音楽制作を快適に!』

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自動作曲編曲ソフト「Band-in-a-box」の紹介です。
名前が長いため、略称でBIAB(バイアブ)と呼ばれています。

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カナダで開発されているソフトウェアで、北米などでは音楽大学の学生がサックスやギターなどの楽器のソロ演奏の練習に使用してるそうです。
現在では新たな使われ方として、動画サイトに投稿する動画に付けるBGM作成に使用されることも多くなっているとのこと。

BIABはコードの勉強にも活用でき、プロの方がコンペで大量に楽曲を作らなければならない時に、BIABで生成した曲をアイデアとし、オリジナルを加えて制作するという事もあるそうです。

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基本ウィンドウは昔からのインターフェイスを踏襲しています。1、2、3、4と数字が割り振られた所が小節なので、そこにコードをタイピングするだけです。

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まず、真っさらにして「メロディスト」でソングの自動生成の設定をします。コード、メロディー、曲名など自動生成したい項目にチェックを入るだけで設定完了でした。

コード進行の自動生成の説明では、BIABはジャンル毎のコード進行の特徴をアルゴリズム化しており、生成を実行する際に毎回新たに演算して自動的に楽曲として生成しているとの解説がありました。

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Band-in-a-Boxは3グレードあり、最上位版のEverythingPAKはハードディスクにプログラムと素材が入っています。80GB以上のコンテンツが含まれています。

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スタイルを選択して約1分ほど待ちますと楽曲が生成されました。
コードの変更や、AメロからBメロへの移り変わりといった伴奏の変化も簡単に設定出来ていました。細かな楽曲の編集はBIABでは難しいそうですが、他のDAWへMIDIやオーディオで書き出して編集するための書き出しが簡単に行えるように設計されているとのこと。

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ジャンルについてはカナダで開発されているソフトということもあり、いわゆるアメリカ的な物が多く、カントリー、ジャズ、ポップ、ロックがメインらしいです。
沢山のスタイルがありますが、クリックだけでジャンルを変えることが出来ますので気に入ったものが見つかるまで簡単に試すことが出来ます。

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左上にある、四角形のドロップという所からドラッグ&ドロップでお持ちのDAWにオーディオファイルを直接持っていく事が出来ます。

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Band-in-a-Boxの画面を小さくして他のDAWソフトとの行き来をしやすくするDAWモードについて解説されました。書き出しは楽器ごと、または曲全体といった選択が出来ます。
今回使用したBIABは、海外で発売が開始されたBand-in-a-Box 2015 Macを日本語ローカライズしたBand-in-a-Box 22 Macのβ版でした。
日本での発売はまだ未定とのことですが、ほぼ完成形のようですので近々発表されるかもしれません。

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通常のDAWソフトのようにMIDI録音もする事が可能です。キーボードで弾いたフレーズを基にしてコードを生成して提案する機能があります。

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オーディオファイルからコード解析する機能もあります。大抵のメジャーな曲はネットで探す事が出来ますが、レアな曲などのコードを知るのに便利です。完全にオリジナルのコード進行を解析することは出来ないとのことですが、楽曲として成り立つように解析をしてくれるそうです。

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テンションが苦手な方に便利な、テンションを自動で付けてくれる機能もあります。コードの「ジャズアップ」をする事でテンションをつけてくれます(逆のジャズダウンも可能)。学校での学習などにも有効です。
代理コードを提案する機能もあり、作曲の補佐としても有効です。

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展示ブースでは「Sibelius」や「Auto-Tune」なども紹介していただきました。
また、デモンストレーションの最後にはBand-in-a-Box争奪のジャンケン大会もありました。
ありがとうございました。



■Macで音楽祭り2014記事一覧

Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)1:フロンティアファクトリー
Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)2:IK Multimedia
Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)3:メディア・インテグレーション
Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)4:SoundCanvas for iOS(ローランド株式会社 協力)
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Macで音楽祭り2014イベントレポート(展示ブース)
 

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Macで音楽祭り2014』が開催されました。ここではその模様をお伝えします。



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Macで音楽祭り2014」はMacやiPhoneなどでの音楽制作や、音楽・音響周辺機器メーカーによる最新製品などを紹介するイベントです[入場無料]。日時は2014年12月7日(日)11時~16時、場所は関東ITソフトウェア健保会館会議室(大久保)にて開催。
主催 Macで音楽クラブ、共催 Japan Logic User Group、出展社 IK Multimedia、ディリゲント、フロンティアファクトリー、メディア・インテグレーション。



■セミナープログラム3:メディア・インテグレーション

Ensemble Thunderbolt 都内初ハンズオンセミナー! 最高品位のサウンドと、スタジオに求められる機能を1台で完結した新製品 Ensemble Thunderbolt インターフェイスをご紹介』

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APOGEE社は1985年に創立され間もなく30周年を迎えるメーカーで、様々なデジタルオーディオ製品をリリースしてきました。

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AD-8000やROSETTAなどの製品を経て、現在のコンシューマー向けラインナップではMacとiPhoneやiPadにも対応するプロフェッショナルな品質を持ち、様々な用途に対応しています。

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ここでは、上図左よりMiC 96kONEQuartet for iPad & MacDuet for iPad & MacJAM 96kのシリーズそれぞれの特長を説明しました。

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その中でも、Quartetのディスプレイ部分はタッチパネルになっており、任意の機能を(スピーカーON OFF セット、ヘッドホンのミュートなど様々)アサインする事が出来ます。アメリカでも人気でアーティストのリハや実際のスタジオ録音でも使われています。これら5つの製品はすべて96kHzに対応しています。

その他、APOGEEテクノロジーの集大成である、[Symphony I/O]のご紹介をしました。

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2007年にリリースされた初代のEnsembleは、オーディオ業界のアカデミー賞ともいわれるTEC賞を受賞した製品です。その高品位で人気あった製品をリニューアルした、次世代の製品[Ensemble(Thunderbolt)]となります。

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特長は先ほど紹介しましたJAM 96kからは、内部回路をベースにしたDIやリアンプ用の出力をフィードバックしています。マイク内蔵のONEからは、トークバック用のマイクを内蔵しています。インターフェイスのデザインはQuartetなどからフィードバックされた前面のノブでの操作を使い、フロントパネルのボタンとの組み合わせで設定が出来るようになっています。

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Quartet、Symphony I/Oからフィードバックされたインターフェイスが一つに集約されている、新しいEnsembleです。レコーディングスタジオやミュージシャンが求めている機能を網羅した、今考えられるベストのインターフェイスがEnsemble(Thunderbolt)と言えるでしょう。

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背面には入力8チャンネルあり、ステップ・ゲインのマイクプリアンプになっています。最初の4チャンネルはライン入力レベルに対応しており、インストレベルにも対応します。前面はJAM 96kと同じギター入出力がありますが、背面のコンボ入力ジャックでもインストレベルを受けられます。

低ノイズパワーレギュレーターという、ノイズの少ないクリーンなプリアンプとなっています。入力1&2は、入ってきた物をそのまま外部デバイスに接続して処理出来ます。ギターやベースレベルも対応となっています。

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前面にあるギター・インプットから勿論MacのDAWに音声を送りますが、ギター入力したものをそのままスルーし出力する端子もあります。音をきちんとアンプで行いたい場合に、有効な出力となっています。

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同じようにクリーンな音でギターをDAW録音してあり、それをここから出力してエフェクトを掛けたりする事も可能です。 

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エフェクターを通して逆にギターのインプットに戻す、いわゆるギターなどのリアンプも可能となっています。アンプをマイキングして、エアーの音として録音し直すというのも可能です。遊び心もあるインターフェイスとなっています。

出力にはモニター用にTRS端子で2chあり、こちらよりパワースピーカーに繋ぎます。他にD-Sub端子での8ch出力がありXLRに対応しています。モニター用に、もしくは多チャンネル用にどちらにも対応できるようになっています。

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Apogeeのデジタルオーディオのノウハウを生かして、ESSチップより非常にダイナミックレンジが広く、非常にハーモニックノイズが低い数値となっており、D/Aコンバージョンはハイエンド機種のSymphony I/Oと肉薄します。

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前面にはモニターコントロールも搭載しており、ABCDボタンに機能をアサインする事が出来ます。通常のスタジオのように3セットモニタースピーカーを用意していただいて、それぞれ切り替えていただく事が出来ます。

30IN 34OUT これら全ての入出力をまかなうだけでなく、そのスピードを最大限、負荷は最小限にするのは2機搭載されたThunderbolt 2のポートです。さらに、ディスプレイを繋ぐ事ができ、4Kのディスプレイをも繋ぐ事が出来るので先を見越した機能となっています。

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モニタリングをする際に96kHz時でも1.1msと、理論上限りなく低いレイテンシーとなっています。NK SOUND TOKYOでEnsembleのデモを行われた際にも、アーティストの方にストレスを感じさせずにモニター環境を構築出来ると好評でした。

先ほどご紹介した前面にあるインプットはJAM 96kと同じ回路になっており、真空管アンプがひずんでいくようなシミュレーションが前面端子のみされるようになっています。背面はシミュレーション無く入力されますので、お好みで選んでいただくと良いと思います。

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ここでビデオの紹介と、実際にDAWから鳴らした音をMemory ManとMarshall Guv`norを繋ぎリアンプしたデモを行いました。

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万が一ですが、ギターの録音があまりよくなかった場合に、オリジナルの素材が残っていればリアンプする事で後からでも調整する事が出来ます。プロフェッショナル向けだけでない、遊び心のある製品となっています。 

発売は来月(2015年1月)を予定しています。
ありがとうございました。



■Macで音楽祭り2014記事一覧

Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)1:フロンティアファクトリー
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Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)3:メディア・インテグレーション
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