Macで音楽クラブ

MacやiPhoneなどのApple製品と共に音楽を楽しみませんか? 10年以上の活動実績があり、初心者からプロの方まで積極的に情報交換を行っています。

カテゴリ: イベント

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Macで音楽祭り2014』が開催されました。ここではその模様をお伝えします。



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Macで音楽祭り2014」はMacやiPhoneなどでの音楽制作や、音楽・音響周辺機器メーカーによる最新製品などを紹介するイベントです[入場無料]。日時は2014年12月7日(日)11時~16時、場所は関東ITソフトウェア健保会館会議室(大久保)にて開催。
主催 Macで音楽クラブ、共催 Japan Logic User Group、出展社 IK Multimedia、ディリゲント、フロンティアファクトリー、メディア・インテグレーション。



■セミナープログラム1:フロンティアファクトリー

Band-in-a-Boxで 音楽制作を快適に!』

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自動作曲編曲ソフト「Band-in-a-box」の紹介です。
名前が長いため、略称でBIAB(バイアブ)と呼ばれています。

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カナダで開発されているソフトウェアで、北米などでは音楽大学の学生がサックスやギターなどの楽器のソロ演奏の練習に使用してるそうです。
現在では新たな使われ方として、動画サイトに投稿する動画に付けるBGM作成に使用されることも多くなっているとのこと。

BIABはコードの勉強にも活用でき、プロの方がコンペで大量に楽曲を作らなければならない時に、BIABで生成した曲をアイデアとし、オリジナルを加えて制作するという事もあるそうです。

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基本ウィンドウは昔からのインターフェイスを踏襲しています。1、2、3、4と数字が割り振られた所が小節なので、そこにコードをタイピングするだけです。

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まず、真っさらにして「メロディスト」でソングの自動生成の設定をします。コード、メロディー、曲名など自動生成したい項目にチェックを入るだけで設定完了でした。

コード進行の自動生成の説明では、BIABはジャンル毎のコード進行の特徴をアルゴリズム化しており、生成を実行する際に毎回新たに演算して自動的に楽曲として生成しているとの解説がありました。

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Band-in-a-Boxは3グレードあり、最上位版のEverythingPAKはハードディスクにプログラムと素材が入っています。80GB以上のコンテンツが含まれています。

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スタイルを選択して約1分ほど待ちますと楽曲が生成されました。
コードの変更や、AメロからBメロへの移り変わりといった伴奏の変化も簡単に設定出来ていました。細かな楽曲の編集はBIABでは難しいそうですが、他のDAWへMIDIやオーディオで書き出して編集するための書き出しが簡単に行えるように設計されているとのこと。

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ジャンルについてはカナダで開発されているソフトということもあり、いわゆるアメリカ的な物が多く、カントリー、ジャズ、ポップ、ロックがメインらしいです。
沢山のスタイルがありますが、クリックだけでジャンルを変えることが出来ますので気に入ったものが見つかるまで簡単に試すことが出来ます。

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左上にある、四角形のドロップという所からドラッグ&ドロップでお持ちのDAWにオーディオファイルを直接持っていく事が出来ます。

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Band-in-a-Boxの画面を小さくして他のDAWソフトとの行き来をしやすくするDAWモードについて解説されました。書き出しは楽器ごと、または曲全体といった選択が出来ます。
今回使用したBIABは、海外で発売が開始されたBand-in-a-Box 2015 Macを日本語ローカライズしたBand-in-a-Box 22 Macのβ版でした。
日本での発売はまだ未定とのことですが、ほぼ完成形のようですので近々発表されるかもしれません。

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通常のDAWソフトのようにMIDI録音もする事が可能です。キーボードで弾いたフレーズを基にしてコードを生成して提案する機能があります。

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オーディオファイルからコード解析する機能もあります。大抵のメジャーな曲はネットで探す事が出来ますが、レアな曲などのコードを知るのに便利です。完全にオリジナルのコード進行を解析することは出来ないとのことですが、楽曲として成り立つように解析をしてくれるそうです。

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テンションが苦手な方に便利な、テンションを自動で付けてくれる機能もあります。コードの「ジャズアップ」をする事でテンションをつけてくれます(逆のジャズダウンも可能)。学校での学習などにも有効です。
代理コードを提案する機能もあり、作曲の補佐としても有効です。

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展示ブースでは「Sibelius」や「Auto-Tune」なども紹介していただきました。
また、デモンストレーションの最後にはBand-in-a-Box争奪のジャンケン大会もありました。
ありがとうございました。



■Macで音楽祭り2014記事一覧

Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)1:フロンティアファクトリー
Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)2:IK Multimedia
Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)3:メディア・インテグレーション
Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)4:SoundCanvas for iOS(ローランド株式会社 協力)
Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)5:Macで音楽クラブ
Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)6:Japan Logic User Group
Macで音楽祭り2014イベントレポート(展示ブース)
 

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Macで音楽祭り2014』が開催されました。ここではその模様をお伝えします。



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Macで音楽祭り2014」はMacやiPhoneなどでの音楽制作や、音楽・音響周辺機器メーカーによる最新製品などを紹介するイベントです[入場無料]。日時は2014年12月7日(日)11時~16時、場所は関東ITソフトウェア健保会館会議室(大久保)にて開催。
主催 Macで音楽クラブ、共催 Japan Logic User Group、出展社 IK Multimedia、ディリゲント、フロンティアファクトリー、メディア・インテグレーション。



■セミナープログラム3:メディア・インテグレーション

Ensemble Thunderbolt 都内初ハンズオンセミナー! 最高品位のサウンドと、スタジオに求められる機能を1台で完結した新製品 Ensemble Thunderbolt インターフェイスをご紹介』

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APOGEE社は1985年に創立され間もなく30周年を迎えるメーカーで、様々なデジタルオーディオ製品をリリースしてきました。

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AD-8000やROSETTAなどの製品を経て、現在のコンシューマー向けラインナップではMacとiPhoneやiPadにも対応するプロフェッショナルな品質を持ち、様々な用途に対応しています。

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ここでは、上図左よりMiC 96kONEQuartet for iPad & MacDuet for iPad & MacJAM 96kのシリーズそれぞれの特長を説明しました。

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その中でも、Quartetのディスプレイ部分はタッチパネルになっており、任意の機能を(スピーカーON OFF セット、ヘッドホンのミュートなど様々)アサインする事が出来ます。アメリカでも人気でアーティストのリハや実際のスタジオ録音でも使われています。これら5つの製品はすべて96kHzに対応しています。

その他、APOGEEテクノロジーの集大成である、[Symphony I/O]のご紹介をしました。

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2007年にリリースされた初代のEnsembleは、オーディオ業界のアカデミー賞ともいわれるTEC賞を受賞した製品です。その高品位で人気あった製品をリニューアルした、次世代の製品[Ensemble(Thunderbolt)]となります。

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特長は先ほど紹介しましたJAM 96kからは、内部回路をベースにしたDIやリアンプ用の出力をフィードバックしています。マイク内蔵のONEからは、トークバック用のマイクを内蔵しています。インターフェイスのデザインはQuartetなどからフィードバックされた前面のノブでの操作を使い、フロントパネルのボタンとの組み合わせで設定が出来るようになっています。

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Quartet、Symphony I/Oからフィードバックされたインターフェイスが一つに集約されている、新しいEnsembleです。レコーディングスタジオやミュージシャンが求めている機能を網羅した、今考えられるベストのインターフェイスがEnsemble(Thunderbolt)と言えるでしょう。

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背面には入力8チャンネルあり、ステップ・ゲインのマイクプリアンプになっています。最初の4チャンネルはライン入力レベルに対応しており、インストレベルにも対応します。前面はJAM 96kと同じギター入出力がありますが、背面のコンボ入力ジャックでもインストレベルを受けられます。

低ノイズパワーレギュレーターという、ノイズの少ないクリーンなプリアンプとなっています。入力1&2は、入ってきた物をそのまま外部デバイスに接続して処理出来ます。ギターやベースレベルも対応となっています。

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前面にあるギター・インプットから勿論MacのDAWに音声を送りますが、ギター入力したものをそのままスルーし出力する端子もあります。音をきちんとアンプで行いたい場合に、有効な出力となっています。

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同じようにクリーンな音でギターをDAW録音してあり、それをここから出力してエフェクトを掛けたりする事も可能です。 

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エフェクターを通して逆にギターのインプットに戻す、いわゆるギターなどのリアンプも可能となっています。アンプをマイキングして、エアーの音として録音し直すというのも可能です。遊び心もあるインターフェイスとなっています。

出力にはモニター用にTRS端子で2chあり、こちらよりパワースピーカーに繋ぎます。他にD-Sub端子での8ch出力がありXLRに対応しています。モニター用に、もしくは多チャンネル用にどちらにも対応できるようになっています。

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Apogeeのデジタルオーディオのノウハウを生かして、ESSチップより非常にダイナミックレンジが広く、非常にハーモニックノイズが低い数値となっており、D/Aコンバージョンはハイエンド機種のSymphony I/Oと肉薄します。

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前面にはモニターコントロールも搭載しており、ABCDボタンに機能をアサインする事が出来ます。通常のスタジオのように3セットモニタースピーカーを用意していただいて、それぞれ切り替えていただく事が出来ます。

30IN 34OUT これら全ての入出力をまかなうだけでなく、そのスピードを最大限、負荷は最小限にするのは2機搭載されたThunderbolt 2のポートです。さらに、ディスプレイを繋ぐ事ができ、4Kのディスプレイをも繋ぐ事が出来るので先を見越した機能となっています。

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モニタリングをする際に96kHz時でも1.1msと、理論上限りなく低いレイテンシーとなっています。NK SOUND TOKYOでEnsembleのデモを行われた際にも、アーティストの方にストレスを感じさせずにモニター環境を構築出来ると好評でした。

先ほどご紹介した前面にあるインプットはJAM 96kと同じ回路になっており、真空管アンプがひずんでいくようなシミュレーションが前面端子のみされるようになっています。背面はシミュレーション無く入力されますので、お好みで選んでいただくと良いと思います。

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ここでビデオの紹介と、実際にDAWから鳴らした音をMemory ManとMarshall Guv`norを繋ぎリアンプしたデモを行いました。

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万が一ですが、ギターの録音があまりよくなかった場合に、オリジナルの素材が残っていればリアンプする事で後からでも調整する事が出来ます。プロフェッショナル向けだけでない、遊び心のある製品となっています。 

発売は来月(2015年1月)を予定しています。
ありがとうございました。



■Macで音楽祭り2014記事一覧

Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)1:フロンティアファクトリー
Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)2:IK Multimedia
Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)3:メディア・インテグレーション
Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)4:SoundCanvas for iOS(ローランド株式会社 協力)
Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)5:Macで音楽クラブ
Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)6:Japan Logic User Group
Macで音楽祭り2014イベントレポート(展示ブース)
 

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Macで音楽祭り2014』が開催されました。ここではその模様をお伝えします。



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Macで音楽祭り2014」はMacやiPhoneなどでの音楽制作や、音楽・音響周辺機器メーカーによる最新製品などを紹介するイベントです[入場無料]。日時は2014年12月7日(日)11時~16時、場所は関東ITソフトウェア健保会館会議室(大久保)にて開催。
主催 Macで音楽クラブ、共催 Japan Logic User Group、出展社 IK Multimedia、ディリゲント、フロンティアファクトリー、メディア・インテグレーション。



■展示ブース

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(朝礼の様子から。ご紹介の順序はブース位置を左から時計回り順です)



Macで音楽クラブ

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左側に受付を併設し、右側で合宿の様子と制作曲をまとめた動画や写真などをご紹介しました。他に活動内容を紹介したチラシを配布しました。

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併せて、SoundCanvas for iOS(ローランド株式会社 協力)のご紹介も行いました。

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Japan Logic User Group

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[Logic Pro X]についての質問コーナーを設け、皆様の疑問にお答えしました。

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フロンティアファクトリー

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ファッション性と高音質を満たす、[Klipsch]社のヘッドホンの展示を行いました。

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ピッチ補正ソフトウェアの[Auto-Tune]や楽譜作成ソフトウェアの[Sibelius]の展示などを行いました。



ディリゲント

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堅牢性に優れたアフタータッチ対応の25鍵USB/MIDIキーボード [Xkey]の展示を行いました。

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日本未発売のカラーバージョンや、Jordan Rudess氏のデモムービー(詳細)もご紹介しました。



IK Multimedia(協力 株式会社フックアップ

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セミナーでも使われた超コンパクトMIDIグルーブ・コントローラー[iRig Pads]やモバイル・ミキサー[iRig MIX]などの各種IK Multimedia製品の展示を行いました。

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Lightningコネクタ対応の24-bit対応デジタル・ステレオマイク[iRig Mic Field]の紹介もありました。

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90度の角度調整機構があるので縦横どちらにでも傾ける事が出来ます。音声収録時は縦に、ビデオ撮影時は横に構え正しい位置でステレオ録音する事が出来ます。



メディア・インテグレーション

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[Ensemble(Thunderbolt)]の展示を中心にセミナーでご紹介した各種[Apogee]製品、取り扱いのソフト音源やエフェクトプラグインも全て試す事が出来ました。

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Inter BEE 2014で好評のLEWITT社マイクや、Focal社のエントリー・スピーカー[Alpha 50]の展示を行いました。

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[Ensemble(Thunderbolt)]を使ったギターの試奏なども体験出来ました。



■Macで音楽祭り2014記事一覧

Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)1:フロンティアファクトリー
Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)2:IK Multimedia
Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)3:メディア・インテグレーション
Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)4:SoundCanvas for iOS(ローランド株式会社 協力)
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Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)6:Japan Logic User Group
Macで音楽祭り2014イベントレポート(展示ブース)
 

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Macで音楽祭り2014』が開催されました。ここではその模様をお伝えします。



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Macで音楽祭り2014」はMacやiPhoneなどでの音楽制作や、音楽・音響周辺機器メーカーによる最新製品などを紹介するイベントです[入場無料]。日時は2014年12月7日(日)11時~16時、場所は関東ITソフトウェア健保会館会議室(大久保)にて開催。
主催 Macで音楽クラブ、共催 Japan Logic User Group、出展社 IK Multimedia、ディリゲント、フロンティアファクトリー、メディア・インテグレーション。



■セミナープログラム6:Japan Logic User Group

『Logic歴20年のベテランLogicerがお届けする、Logic Pro Xの基礎知識!!』

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以前はAppleStore銀座で1ヶ月〜2ヶ月おきにセミナーをやっていたのですが、Appleの方針が代わり出来なくなりました。Logic Pro X発売の時だけは特別に出来たので、Xとしてのセミナーは2回目となります。

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発売されてから一年以上経ち、二人ともXを使用(併用)されています。
古くからのユーザーとして一番Xに行きたくないのは、メニュー項目の位置がまったく変わってしまった事があげられます。しかし、Cubaseなど他のDAWから移ってみたい方にとって、Logicは難しかったのがとりあえず触れるようになったのも事実ですね。19,800円と安いので持っていない方はチャレンジしてはどうでしょうか。

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1)まず基本的な所として、ソフトウェア音源の項目を見てみます。トラック追加のダイアログに「ライブラリを開く」がチェックされた状態で出てきます(デフォルトの状態)。このままですとオーディオフェーダーにプリセットが全部セットになった状態で立ち上がります。ソフトシンセも同様です。 
個人的にはお勧めできない機能なので、チェックを外して素の状態のトラックから作りましょう。 

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2)マルチティンバーの音源のVintage B3 Organを立ち上げます。Upperが1チャンネル、Lowerが2チャンネル、Pedalは3チャンネルに割り振られます。

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Logicで普段MIDIトラックを作ると、「すべて」のチャンネル出力になります。Logicはマルチティンバー音源が標準でこのVintage B3 Organのみですので、チャンネルの概念を気にせず作る事が出来ます。

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このトラック作成の際に、メニューバー「トラック」→「その他」に、「①設定の複製を作った新規トラック」「②次の音源を使った新規トラック」「③同じ音源を使った新規トラック」とあります。
これが分かりにくいのですが、①ではインスト1のトラックを沢山作れフレーズを複数作る際に便利です。②の機能がこのマルチティンバーのMIDIトラックを作る際に有用となっています。

このように、他のシーケンスに無い独自の便利な機能となっています。

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3)LogicのサンプラーEXS24のマルチアウト出力をご紹介します。モノラル、ステレオの他にマルチ出力する事が出来ます。(他に標準で実現するのはDrum Kit Designer) 

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AudioUnits音源でしたらSampleTankでも可能ですが、ミキサー画面よりトラックした「+」ボタンでマルチ出力のトラックを簡単に連続で作る事が出来ます。

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EXS24は音色が1つしか作れないのになぜあるかというと、ドラム スネアに個別のEQコンプを掛けたい方がいると思います。思い切ってドラム音色を選んでEDITボタンを押してみて下さい。
Cymbals、HiHat、Snares、Claps、Kickとグループ分けされてもいますので、纏めて出力を切り替える事が出来ます。このページは難しいですが、これが使えるようになるとEXSの自由度が高まります。(設定を保存する事でパッチリストで切り替えができます)

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4)オーケストラ音色内での奏法切り替え技をご紹介します。EXS24のパッチOrchestral→Strings内にあるViolins +などの音色を選びます。ポイントは名前に「+」が付いているものを選ぶ事です。

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フレーズを入力してリストエディターを開きます。そうするとアーティキュレーションIDを表示させる事ができます(無い場合はミニメニューの表示より選択)。0がデフォルトで3にするとピチカート、他にトレモロ、半音トレモロなどに奏法を切り替える事が出来ます。

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外売りのKontaktだとキースイッチでで出来るような機能が、Logicでは標準に含まれています。キースイッチでの問題は譜面で出力する際に変な音符が下の方に表示されてしまうので、同じストリングスに対してトラックを複数分ける必要があるのが問題でした。

この方法では譜面上に変化をさせずに、アーティキュレーションIDの切り替えで奏法の変化を加える事が出来るのがメリットですね。これはLogic Pro Xからの新機能です。奏法については先ほどのEDIT画面より名前が見られるようになっています。

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5)Smart Controlを使っての技です。Logic Pro Xから付いた機能ですが、中にはリバーブやソフトシンセのパラメーターを簡単に調整出来ます。別売のMainStageにも繋がっていく機能ですね。
これを打ち込みで活用しようと思います。つまみを反転した状態で登録ボタンを赤表示にさせ、外部MIDIコントローラーのつまみなどを動かす事で登録できます。

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録音の手違いがありMIDIコントローラーでうまく登録出来ませんでしたが、この方法で使う事が出来ます。ポイントはフェーダーにあるオートメーションボタンを「Touch」にしておく事が重要となります。

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6)ステップ入力の際、Logic Pro 9までのCapsLockでのキーボードMIDI入力が無くなり、Logic Pro Xではミュージックタイピングに置き換わりました。Macのキーボードで入力する事ができ、ベロシティも変化させる事が出来ます。

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似たような物にステップ・インプット・キーボード表示というのがあり、よく間違えてしまいます。こちらは録音時にステップ入力を行うためのコントローラーです。
やり方は表示させた後に、ピアノロール画面左にMIDI INボタンを赤く点灯させる事で使えます。偶然をねらった効果や、アルペジオ的なフレーズを打ち込むのにも便利ですね。

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7)Drummerの紹介です。Drummerは自動的にドラムフレーズを作ってくれる機能です。4小節単位で頭にシンバルが入りますので、切り貼りでフィル始まりの4小節に組み替えてみます。
このように、非常に革新的なツールです。リージョン単位でX/Yパッドにより派手にしたり、右の調整スライドバーよりリズムを跳ねさせたりする事などが可能です。

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画面右下の詳細から、ゴーストノートの大小を決められます。フィーリングのプルとプッシュでリズムが前乗り後乗りかを調整出来ます。

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さらにこのフレーズを叩く人を変える事でスタイルを変更する事が出来ます。

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AppleLoopsより、ベースの録音されたオーディオパターンを入れてみます。これは生で録音したものでも良いです。このDrummerには優れた機能があり「従う」にチェックを入れベースのトラックを選択します。

こうする事で、自動的にドラムフレーズのタイミングをベースに合わせてくれます。ベース以外にも、例えばちょっと跳ねたギターを弾いてしまった時でも、この機能が有効的です。

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グローバルトラックを表示させます。Logic Pro Xで良くない部分としては、表示が最初からされていないパラメーターが多すぎます。グローバルトラックを表示させた後に右クリックでトランスポーズを表示させます。

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今キーはCになっていますので途中3度上げをしてみます。こうする事で上げた所だけキーが変わります。この技はGarageBandでも出来ます。

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これらをコピーしながら纏めていくのも一つの手ですが、もう少し良いビートを足したい方のための技です。
ここではAppleLoopsからドラムループを3トラック分用意します。そしてこの3つを選んで、右クリックで「フォルダ」→「テイクフォルダをパックをする」を選択します。

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こうする事で、ひとまとめになったリズムトラックが出来上がりました。このリージョンの三角マークより元のドラムループが表示されるようになります。自由な場所でループを切り替える事が可能になります。これがAppleLoopsを使ったコンピングという技になります。

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なお、DrummerのフレーズでBFD3の音で使いたい場合は、BFDの方でLogic Drummerのマッピングが用意されていますので簡単に差し替える事が出来ます。また、別トラックを作りそこにリージョンを持っていく事で、簡単にMIDIトラックに変換する事が出来ますので、中身からMIDIタイミングを抽出したりする事が出来ます。
このように、Drummerは画期的ですが1ソングで1つしか作れないのは残念です。

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その他の点として、Logic Pro Xになり[FlexTime]の進歩もお勧めしたい部分です。テンポフリーで弾いたギターフレーズを簡単に合わせる事が出来ます。リタルダンドした部分なども合わせるのが簡単になりました。

Logic Pro Xを触ってこれは便利だなというのを紹介しました。来ていただいた方に1つでもヒントになればと思います。
ありがとうございました。



■Macで音楽祭り2014記事一覧

Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)1:フロンティアファクトリー
Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)2:IK Multimedia
Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)3:メディア・インテグレーション
Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)4:SoundCanvas for iOS(ローランド株式会社 協力)
Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)5:Macで音楽クラブ
Macで音楽祭り2014イベントレポート(プログラム)6:Japan Logic User Group
Macで音楽祭り2014イベントレポート(展示ブース)
 

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Macで音楽祭り2014』が開催されました。ここではその模様をお伝えします。



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Macで音楽祭り2014」はMacやiPhoneなどでの音楽制作や、音楽・音響周辺機器メーカーによる最新製品などを紹介するイベントです[入場無料]。日時は2014年12月7日(日)11時~16時、場所は関東ITソフトウェア健保会館会議室(大久保)にて開催。
主催 Macで音楽クラブ、共催 Japan Logic User Group、出展社 IK Multimedia、ディリゲント、フロンティアファクトリー、メディア・インテグレーション。



■セミナープログラム5:Macで音楽クラブ

『福島での音楽合宿からミキシング作業、そして応援ソング完成まで〜』

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芝)「Macで音楽クラブ」は、その名の通りにMacが好きで音楽が好きな仲間の集まりです。
音楽制作は一人で行っていても分からない所などあると思います。そんな時に情報をネットで探すのですが、いっぱい有るようでいて、案外無かったりする事もあると思います。

毎月顔を合わせて定例会を行っていますと、こんな使い方があったんだと結構すぐに解決する事が多いです。クラブは1998年ごろより続いています。

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今回は音楽合宿というのを行いました。
こちらにいるオヤマさん(写真中央)が初代会長で、ご病気から奇跡的な快復をされたのですが、僕らで応援の歌を作ろうという事になりました。その目的に加えて自分たちも楽しめる内容にしました。

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あらせ)作詞作曲を担当しましたあらせです。作詞にあたっては、オヤマさんの応援歌として、さらに毎月の感謝の気持ちと今後の発展を込めて作りました。

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歌詞についてオヤマさんらしいキーワードを探していたのですが、数年前にアイディア出しの際にオヤマさんが提案された、“メコン川”というのにインパクトがありました。そこで、これを歌詞のコンセプトにして作りました。歌詞中のワニにやナマズは我々に例えられています。

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曲づくりは歩きながらメロディーなどのアイディアが浮かぶのですが、それをiPad版のGarageBandでリズムトラックを作り、そこにギターや歌を重ねました。合宿で皆が歌うというのが決まっていましたので、ゴスペルコーラス風に出来たらいいなと思って作りました。

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ノグチ)アレンジ担当のノグチです。先ほどのGarageBandで作ったファイルを、Macの[Logic Pro X]に移してアレンジをしていく事にしました。

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ボーカルをそのままにし(ガイドとして残しています)、他の楽器類は消して新たに作り直しました。楽器類はこの後に合宿で芝さんのMacBook Proで作業するため、ほとんどLogic標準の音源で作っています。

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芝)補足ですがあらせさんのメロディーを基に、芝さんが[Band-in-a-Box]での仮アレンジを組み、それにノグチによるアレンジを加えてオケの全体を組んだという形になります。

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合宿のときにはどういった機材を使ったかと言いますと、[Universal Audio Apollo Quad]でマイクを4本 全員の時は2本ダイナミックマイクで、ソロで歌う所はコンデンサマイクで、ギターの時は[Shure SM57]とコンデンサマイクで録音しました。

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DAWはLogic Pro Xを使いました。録音されたトラックは全部で65トラックほどになりましたが、エフェクトなどは後ほど紹介する須藤さんの方で行いますので、素の状態ではCPUなど全く振れずに軽い動作でした。今のMacならどのような機種でも可能であろうというのが現状だと思います。

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須藤さんは[Digital Performer 8]での作業になりますので、AAFファイルフォーマットで書き出し橋渡しを行いました。(写真はK2さん。オーディオの位置はそのままでトラック別に書き出せます)

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準備が整うまで合宿の話題が続きます。
芝)合宿中にドラム音源をLogic純正から[BFD3]の音源に置き換えたのですが、キーマップがLogic標準なものに対応しており、簡単にドラム楽器類をそのまま置き換える事が出来ます。すごく存在感があるので、他がしっかりしていないと逆に浮いてしまうほどです。

BFDは58GBほどのサンプルがあるため、MacBook Proの内蔵SSDを960GBに交換しました。音色の切り替えが速く会員から驚かれていたのが印象的でした。

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須藤)合宿には仕事の関係のため参加出来ませんでした。ですので、その時に作った音を出来るだけそのままにしたミキシングを会場の方と一緒に聴いてみました。これは録音しただけでほぼ音量調整していないものです。

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まず、DigitalPerformerでトラック分けをしました。
メインボーカルやコーラスがあるので、パートごとに調整しやすいようにバス分けをしました。これで一つのフェーダーでメインボーカルやコーラスを調整出来るようにしました。音質の調整も楽になります。

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最初にメインボーカルの部分調整で頭とお尻を揃えます。人がそれぞれ歌っているので当然頭とお尻の部分が揃っていませんので、カーブを書いて揃えます。

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次にメインボーカルの歌始め部分をボリュームを書きます。アクセントが弱いので歌がきちんと聞こえるようにします。
メインボーカルのピッチ修正はMelodyne的なものもあるのですが、[Auto-Tune]で今日は直してしまいます。人が沢山いる際はピッチを揃えた方が綺麗になります。

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メインボーカルやコーラスきちんと聞こえるようにするトータルリミッターとして[iZotope Ozone 6]を使っています。

色々なパラメーターは決めうちでなく、曲に合わせて調整します。いわば髪型のようにトータルの音を切りそろえて綺麗な見栄えにします。
このプラグインは他にディザーやDCオフセットも掛けることができる複合エフェクターです。イコライザーではなくマルチバンドコンプレッサーを使用しています。4バンドある内の上から2バンドを持ち上げ不要な部分を所を抑えています。

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イコライザーだと小さい音でも大きい音でも同じ働きをしてしまいます。マルチバンドコンプレッサーなら、音量に応じて調整幅を変えてくれます。
人間の耳は音量によって聴こえ方が違うので、こちらの方がそれに沿った調整をしてくれます。

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K2)こういった調整方法はWebなどではなかなか紹介していないものですね。
芝)定例会などで実際聴いて目の当たりに見ると、分かりやすいですね。

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一個だけ隠し技をご紹介します。
こちらに録音に失敗したものがあります。頑張って歌った素材がありますが、声を張った所で歪みが出来てしまっています。波形は通常ですと線対称になるはずなのですが、潰れてしまった結果歪な形になっています。

どうしてこうなってしまったというと、マイクの振動板が限界まで動いてしまい音に出来なかった場合、このような録音がなされます。音量として大きくなくても、こういった現象になる場合があります。

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これを[iZotope RX4]よりDecliperというプラグインを使い復元します。

ぼくらの「ぼ」の部分がひずんでいます。スレッショルド値を見ますと、飛び出している部分がひずみ始めている事が分かります。

e269e9e3.jpg


この値を調整して飛び出ている部分をカットします。すると、波形の方に変化が現れニョキっと波形が膨み変化しています。これで、前後関係から失われた有ろう部分が復元されました。
もちろんプラグインに頼らずに録音し直すのが一番の方法なのですが、どうしてもという際にこういった技もあります。

26eeb33a.jpg


最後に小林監督による、曲と合宿の模様をまとめたビデオを制作しましたので紹介しました。
ありがとうございました。



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