「Macで音楽クラブ 2019年12月定例会」のレポートです。

開催日時:2019年12月7日(土)15:00~18:00
参加人数:8名

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■年末なので色々まとめて紹介(ノグチ)

※今回は限定公開でYouTube配信を行なっていました(一般公開予定はございません)ため、スクリーンショットでご紹介します。クリックしても動画再生はされませんのでご了承ください。

11月といえばBlack FridayやCyber Mondayなどセールシーズンですね。そこで購入したものを紹介しました。(セールが終わっているものもあります。紹介当時の価格です)

・【最終延長】MAX Your I/Oプロモ開催! (登録が2019年内まで)

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https://www.ikmultimedia.com/news/index.php?id=maxyourio2019

対象ハードウェアを購入でAmpliTube MAXまたはSampleTank 4 MAXをプレゼント。

このキャンペーン目当てもあり購入したのが、IK Multimedia iRig Keys I/O 25 オーディオ・インターフェイス&MIDIキーボードです。(価格は2万円ほど)

https://www.ikmultimedia.com/products/irigkeysio/?L=JP

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25鍵の標準サイズでUSB-MIDIキーボードです。ピッチベンドなどがタッチセンスでの操作と独自性があります。両サイドになにも無く、標準サイズとしてはギリギリまで両幅が削られています。

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後ろにマイク入力端子があります。という事でオーディオインターフェイス機能もあります。ファンタム電源もあるので、コンデンサーマイクも接続可能。ギター入力も調整されます。

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USBはiPadやiPhoneとも接続可能です。専用Lightningケーブル付属。iRigKeys i/O本体に電池を装着する事により、バスパワー電源不足で動作不能になる事はありません。

接続すると自動的にiRigKeys i/Oがオーディオ出力になり、iPadスピーカーからの音声出力が切れます。

・IK Multimedia SampleTank 4 MAX 

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https://www.ikmultimedia.com/products/st4/?pkey=sampletank-4-max

付属ソフトは他にもあるのですが、これ目当てで購入しましたのでSampleTank 4 MAXの紹介のみになります。260GBの大容量で、ダウンロードに途方も無い時間が掛かりました。単独購入ならUSBメモリ版もあるので、ダウンロードに苦労したくなければそちらを利用した方が良いですね。

ちなみに、Sampletank 3ライブラリーを所有している方は重複するので、ダウンロードの必要が無いとの事でした。しかし、Sampletank 4上から表示されず(おそらく古いため)結局新たにダウンロードする事となりました。

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SampleTank 3とSampleTank 4とのGUIの違い。

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画面の大きさがある程度自由に変える事が出来るようになり表示が大きくなりました。その分エフェクター画面がリアルになり、やる気が出ますね。

音源は大量にあるので、ピアノだけを他ソフトと比べてみました。まずはクラシック曲でソロピアノです。

音源はSampleTank 4 MAX、SampleTank 3、そして、

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Film Score Companion Inst Bundle by SONiVOX
(オーケストラバンドル 紹介したのはピアノ音源 Eighty Eight 全部で2071円
個別のTRIAL VERSIONより、一定期間制限なしで試用出来ます。要iLok Software)

https://www.pluginboutique.com/product/1-Instruments/58-Inst-Bundle/1856-Film-Score-Companion

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NeoPiano Piano1
(ピアノ音源 無料 市販バージョンの制限ありですが侮れません。)

http://www.supremepiano.com/index.html?piano1.html

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Logic Pro X 標準EXS24のSteinway Grand Piano 2
(無難ですが、さすがに制作年が古いので仕方ありませんね)

次にテナーサックス、ピアノ、ベース、ドラムのジャズです。

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Big Bang Universal Drums Virtual Instrument by SONiVOX
(ドラム音源 なかなか無いブラシスウィープ奏法で数種収録されている。 1085円)

https://www.pluginboutique.com/product/1-Instruments/64-Virtual-Instrument/1848-Big-Bang-Universal-Drums

試しに当ててみたドラム音源です。Logic標準以外に音抜けの良い音源を購入してみました。



■TAC Podcast(天王寺アップルクラブ ポッドキャスト)の編集(ノグチ) 

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http://tennojiac.seesaa.net/

IT関連を中心に様々な話題を扱うポッドキャスト番組です。今回はコメントコーナー2人分の収録音源を特別にお借りして、番組音声と比べながら音質を探っていきたいと思いました。

※Podcast編集を行なっている大道さんからの伝達ではなく、ノグチが公開音源より推測で編集を行なっています。

まず、大道さんが使用しているDAW「GarageBand」と私が使っている上位ソフトのLogic Pro Xとの機能差を調べてみました。(画面上がGarageBand、下がLogic Pro X)

GarageBandでポッドキャスト編集を行う点についてお伝えします。一番大きいのがミキサー画面ありません。エフェクターも基本は下部固定です。音量調整は左の横スライダーのみですね...。

他に辛く思ったのが、ツールにOptionキーを押しながら編集カーソルを変更する機能も無く、ツールの持ち変えがありません。ハサミツールも無いので、キーボードとマウスの複合操作に慣れていると辛いです。

リージョンの切り分けが再生ヘッドの位置移動してから分ける事になります。2人の会話で縦軸はずらさないのでしたら良いですが、細かく移動させたりするのが面倒な気がしました。

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(GarageBandの書き出し画面)

サンプリングレートは44.1kHz固定、16ビットか24ビットのみです。MP3書き出しは、GarageBandで行う場合は中程にある共有から行うのですが「曲をディスクに書き出す」メニュー内にあります。CDを作るわけではないので、意味合い的にもちょっとずれている気がします。最初曲途中からの書き出しが分からず戸惑いました。

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(Logic Pro Xの書き出し画面、こちらはメニューーファイルーバウンスープロジェクトまたは選択範囲)

Logicだと機能が豊富で操作しずらく考えてしまいそうですが、より簡単にアプローチできる場合もありそうです。

なお、ファイル上2人は別々ですが、それぞれの同期をテレビ音声で大まかにとっているようです。会話から必要部分のカット編集は勿論されていますが、会話間のわずかな呼吸部分もつめて短く纏めたりと、細かい編集を行なっているようです。今回はここまでとしますが、言葉を詰める編集の方法が垣間みえ興味深かったです。

他の話題として、nanoKEY Studio System Updater V1.08でBLE-MIDI(Bluetooth LE)接続がiOS13/iPadOS13に対応

https://twitter.com/tolkkis/status/1201511681974652931

Sonic Port / Sonic Port VXとiOS 13の互換性について

https://line6.jp/news/1178/

がありました。



■IK Multimedia ARC System 2(須藤)

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ノートパソコンで音声を流している時に、音質補正を掛けるとどれくらい音質が上がるかを実験してみました。

https://www.ikmultimedia.com/products/arc2/?L=JP

ARC System 2にはソフトとペンシル型の専用マイクを使って動作します(バージョン2.5は同梱)。今回使用したオーディオインターフェイスは、IK Multimedia iRig Pro Duoです。USBバスパワーまたは電池で動作します。

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https://www.ikmultimedia.com/products/irigproduo/?L=JP

補正をかけるには、独特なテスト信号を7回以上パソコンから鳴らし、それをマイクでリスニングポイントを変えて収録します。その音は緊急地震速報(エリアメール)の音を思わせます。

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それで計測したデータのプロファイルが出来ます。読み込みプラグインとして事で補正された音で出力されていました。パソコンのシャリシャリとした音が手軽に改善されていました。

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皆さんも出音のチェックをしてみました。自宅スタジオなどでさらに調整したら、もっと良い音になるかもしれませんね。

良いお年をお迎え下さい。

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2020年1月の定例会は1月11日(土)15時〜18時です。場所は喫茶室ルノアール 新宿小滝橋通り店 第1会議室で開催予定となっております。

随時見学を承っていますので、お気軽にご参加ください。ご希望の方はご連絡を頂いてからとなっておりますので、お手数ですが以下のメールアドレス宛にお名前と参加予定日をお知らせください。
見学について