2017年4月定例会が行われました。
日時:2017年4月1日(土)15:00~18:00
参加人数:12名(ゲスト2名を含む)

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KORG Gadget for Mac(芝)

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[KORG Gadget]はiOS用の音楽制作アプリですが、ついにMac版の[KORG Gadget for Mac]が発売される事になりました。告知では2月末予定でしたが、都合により約一ヶ月遅れで発売されたものを早速購入されました。

価格は19,800円(4月28日までの期間限定セール価格)です。iOS版は2,400円(セール時の価格)でお高く感じられるかと思いますが、Mac版はアプリ内購入できるすべての音源、もちろんKORG Module、iM1、Arp ODYSSEi、その他を含んでの価格ですので、実はかなりお得となっています。(ModuleのIvory Mobile Grandのみ除外されます。また、iWAVESTATIONは後日アップデートで追加予定です)

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Mac版の画面を見てみます。iOS版と違い、Gadget音源の表示やピアノロール画面も一画面内に表示できており、視認性が良くなっています。

4つの画面の表示比率を大きくしたり小さくしたりと、サイズ変更も出来るようになっていますが、基本的にはiOS版をそのまま移植した構成となっており、制作データをiOS←→Macと行き来しても問題ないです。

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iOS版でしたらタッチパネルで操作しますが、当然Mac版は出来ませんのでマウス操作となります。補助的な機能としてTouch BarのあるMacBook Proなら鍵盤表示やボタン入力が出来るようになっています。とはいえ、もともとiOS版で作り込まれているだけあって、iOS版の方がしやすいそうです。

アプリ自体はここまでですが、今回の最大のメリットといえるのは、Gadget音源がAudioUnitsやVSTプラグインなどとして、DAWのソフト音源に活用出来るのがポイントですね。

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ここで、芝さんはLogic Pro Xを使ってGadgetで作った曲データを鳴らす方法を紹介しました。

iOS版よりMIDIファイルをエクスポートします。この時点で、Gadgetの仕様によりMIDIファイルはトラック毎にファイルに分割されます。この曲では10トラック分を使用していたので10個のファイルになりました。

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それをLogic Pro Xにインポートするのですが、不具合が起きてしまいます。

トラックで一番最初に発音するMIDIノートの位置を頭にしてしまうというものです。修正方法としては自力で調整し直すか、出力前にダミーのノートをあらかじめ仕込んでおくしかなさそうです。

他にGadget音源のカスタマイズされた状態は引き継がないので、別途設定してあげる必要があります。

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実は他のDAWである[PreSonus Studio One]でも行ってみたのですが、こちらは指定された位置に正しくインポートできるようです。他にも出力音が良いように感じます。須藤さん曰くオーディオエンジンの違いからという事のようです...。



KORG Gadget for iOS(ノグチ)

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Mac版の発売にあわせ、[iOS版]もバージョン3になり大幅に機能が追加されました。なお、新機能についてはMac版も同等となります。 

今回のメインとしてはついに待望のオーディオトラックが搭載されたという事です。新たにオーディオ用Gadgetエフェクトが2つと、Gadget音源1つが追加されています。無償でアップデートされます。

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 オーディオ用のGadgetエフェクト「Zurich」はテープレコーダをイメージしたGadgetです。エフェクトを2系統かける事が出来ます。主にボーカルなど一般的な録音に対して向いているものです。

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ちなみにトラック左側に「Import」という項目が新たに出来ました。ここから録音したファイルの名前変更や削除が出来るようになっています。

ここからバウンスしたオーディオデータも選択出来るようになっています(後述)。

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次にギター用のGadgetプラグイン「Rosario」です。アンプ、キャビネットのシミュレーター、エフェクト2系統が搭載されており、かなり本格的な音に仕上がるようです。

KORGが用意しているサンプル曲が[こちら]にありますので、ご確認ください。

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こちらはドラム音源の「Recife」です。16マスのタップボタンが用意されていてリアルタイム演奏も出来そうですね。音としてはサンプラー音源のドラムとして仕上がっており、リズムのハッキリした曲に向いています。

この音源は無償のためかサンプルのインポートは出来ないようですが、それでもかなり音色が揃っているので楽しめます。

今回はこの新規の「Zurich」と「Recife」、そしてArp Odyssey音源の「Lexington」を使って新曲を紹介しました。(今回もすみませんが非公開とさせていただきます)

なお、「Zurich」では一度曲をバウンスしたものを取り込んで、エフェクトのGrainShiftを掛けて曲にアクセントを付けている裏技的な事を紹介しました。
 

■TAC(天王寺アップルクラブ

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[天王寺アップルクラブ]様より、大道さんと桂花(くいほあ)さんがお見えになりました。遠い中ありがとうございました。目的としては、天王寺アップルクラブが制作しているポッドキャスト番組「TAC Podcast」に私(ノグチことアーティスト名:トルキス)がBGMとして楽曲を提供しているご縁もあり、その事についてとMacで音楽クラブの紹介も収録をしました。

時間の都合により定例会では収録出来なかったので、二次会場にて収録しています。
この模様はTAC Podcast 第75回「APFSと真面目な定例会」に収録されています。また、定例会の模様が[天王寺アップルクラブのブログ]と[TAC BackstageStory]でも紹介されています。 

私(ノグチ)からポッドキャスト番組の収録音源の比べと、有用なプラグインの紹介を行いました。

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一つ目は「LoudMax」という無料のプラグインでAudioUnitsに対応しています。制作ソフトのGarageBandに対応しています。見た目は音楽系リミッタープラグインとして有名メーカーのWAVES L1ライクな操作感で簡単に音圧をあげる事が出来るリミッターです。

もう一つはエキサイタープラグインの「La Petite Excite」です。倍音を増やす事により明瞭感を増すプラグインです。こちらは使いどころが難しいのですが、ボーカルなどにわずかに掛けてあげると効果がありそうですので紹介しました。

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他にイコライザーの設定から、須藤さんよりノイズの乗った周波数をカットするノッチフィルタの方法や、K2さんよりアナライザーの見方やオーディオインターフェイスに乗るノイズの経験談をお伝えいたしました。

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天王寺アップルクラブの大道さん(左)と桂花(くいほあ)さん(右)。



2017年5月の定例会は5月6日(土)15時〜18時です。場所は喫茶室ルノアール 新宿小滝橋通り店 第1会議室で開催予定となっております。

随時見学を承っていますので、お気軽にご参加ください。ご希望の方はご連絡を頂いてからとなっておりますので、お手数ですが以下のメールアドレス宛にお名前と参加予定日をお知らせください。
見学について