2012年3月定例会が行われました。
日時:2012年3月3日(土)16:00~18:00
場所:喫茶室ルノアール 新宿小滝橋通り店
参加人数:9名

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MOTU Traveler mk3(須藤)

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オーディオインターフェイス[MOTU Traveler mk3]には[CueMix FX]というバーチャル・スタジオソフトがついています(無料で付属)。

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▽ミキサーの下に3つのメーターがあります。

<画面下左 X-Y-Plot>
Y軸にステレオRチャンネル、X軸にステレオLチャンネルの音量をグラフで表示され、ステレオ信号を解析する画面です。左右バランスの偏りや空間的な音の広がりを掴むことが出来ます。

<画面下中央 Phase Analysis>
ステレオ信号の周波数及び位相差と音量をグラフ表示します。全体的に左右が同じ形で、平均的な筒状の形で広がっているのが良い状態です。

<画面下右 FFT Analysis>
演奏中のノイズなどがあると、通常では無い位置に波形が表示されるので分かります。

実際の動きはコチラのページが分かりやすいです。
今日はこのオーディオインターフェイスを通して音を聴きました。音はDSP処理されるため、レーテンシー(遅れ)が少ないそうです。
録音機能やシーケンス機能はありませんが、その他に位相の反転やエフェクターも搭載しています。


■カシューボックス「ガレキの中に身をおいて」と「夢の途中」を聴きました(オヤマ)

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東日本大震災で被災された地域にお住まいの、会員のポールおのでらさんは「TOYOPET 全国ナイスミドル音楽祭2011」にカシューボックスというバンド名で出場されました。今日はレコーディングバージョンのCDをオヤマさんが持参していただきました。

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さっそく上記のCueMix FXで音のバランスを見つつ鑑賞いたしました。
以前よりもミックスも含めてクオリティが高くなったと皆さんが言っていました。でも2次会ではブラッシュアップしたい意見が出るなど、やはり欲が出てしまいますね。


こちらはTOYOPET 全国ナイスミドル音楽祭2011での動画です


Mastered for iTunes(ノグチ)

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Mastered for iTunes]はiTunes Plusのフォーマットに特化したマスタリングツールです(無料)。

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WAV 96kHz 24bitなどからiTunes PlusのフォーマットであるAAC 44.1kHz 16bitへダウンサンプリングする際、ピークいっぱいになっている曲は変換後にノイズや歪みを出しやすいので、それをチェック出来るようにするツールです。

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日本語マニュアルもあり、これが意外と面白いです。

Apple Audio Mastering Toolsをインストールすると次の4つが使えるようになります。

・Master for iTunes Droplet

Application/ユーティリティフォルダにインストールされるアプリケーション。
オーディオファイルをこのアプリへドラッグ&ドロップすることにより、iTunes Plus用のフォーマットに変換する事が出来ます。

・afconvert

ターミナルコマンド「afconvert」が使えるようになります。
iTunes Plus用のフォーマットに変換する事をコマンドで出来ます。変換するだけなら、上記のMaster for iTunes Dropletの方が易しいです。

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このコマンドでは、ピークオーバーの位置を特定出来るような変換もできます。
上記の様にピークを超えていた位置だけ、右チャンネルに線が表示されます。

・afclip

ターミナルコマンド「afclip」が使えるようになります。

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変換後にピークを超えていた場合、その場所を数値で表示します。

Apple Audio Mastering Toolsの説明書によると、-1db余裕を持たせておくと変換後もピークを超えることなく出来るようです。実際に-1db余裕を持たせたバージョンと比較しつつレビューしました。(ちなみに-1dbバージョンは問題ありませんでした)

・AURoundTripAAC

AudioUnitsのプラグイン。LogicやDigital Performerなどで使用できます。

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変換後の音をシミュレートできるプラグインです。変換後にピークオーバーが有る場合は赤いランプが付きますので分かり易いです。
AACの音質の調整も、iTunes Plusフォーマット以外の低音質な設定など自由にできます。

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■プロジェクターにHDMI接続(須藤)

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今回はいつものVGA接続ではなくHDMI接続にしてみました。写真はHDMIを切り替えできる商品です。今回は試運転ということで、商品名はまたの機会にいたします。

HDMIでは一本のケーブルで映像信号の他に音声信号も一緒に送る事が出来るのが便利ですね。

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須藤さんの新たなチャレンジは続きます・・。


■オリジナル曲を持ち寄りましょう

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先月に今年の年間計画というのが出来まして、項目がいくつかある中で「MMC会員のオリジナル曲をまとめよう」ということになりました。

まだ一月しかたっていないにもかかわらず、なんと長峰が5曲!も持ってきていただきました。
芝さんのスピーカーで聴いたら修正したい箇所も出てきたようで、まだまだ調整が続きます。
引き続き、会員の皆さんもGWの休みなどを利用して作りましょう。


■その他

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上記の曲は5月の例会で完成形へ持っていきたいですが、その後どうオリジナル曲をどうまとめるのが良いか検討中です。また、いよいよ迫ってきたiDisk終了のため、その後のサーバをどうするか課題となっています。

他にも、以前行ったことがある「サウンドハウスツアー」再び行こうという機運となっています。

今年もいろいろ活動が楽しみですね。



(価格は紹介時のものであり、変更になる事があります)
(ブログ担当:ノグチ)