2010年10月定例会が行われました。
日時:2010年10月2日(土)15:00~18:00
場所:喫茶室ルノアール 新宿小滝橋通り店
参加人数:12名

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■秋のLogic祭り! (オヤマ)

今月の定例会はLogic(Logic Pro)を用いたスペシャル版で通常より1時間枠を多くとりました。「あなたはどんな手順で曲を作っていますか?」というテーマをもとに、各会員それぞれの作曲方法を解説することになりました。

※LogicはLogic Studio、Logic Pro、Logic Expressなど色々名称がありますが、分かり易くするためこの後はLogicと省略します。


一つのソフトでも、人それぞれ使い方が異なることがわかりました。
3人に紹介して頂いた所、それぞれにオリジナルの使い方がありました。

1.外部音源も利用している
  エンバイロメントで管理している
  この状態を作っておいて、リアル録音をする(笹川)

2.マルチレコーダー代わりにして、スタジオでバンド一発録りする
  あとから家でEditする(K2)

3.Logicをサンプラーとして使っている
  ドラムもオーディオデータを貼って使う(タオカ)

まずは今回の使用機材です。

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MacBook Pro 13インチ(芝)

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MacBook ProにはLogicが動作しています。
手前のキーボードはNovation ReMOTE SL COMPACT 25(小林)

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AudioインターフェイスはNative Instruments Audio Kontrol 1(芝)


・笹川さん

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笹川さんは、ピアノやキーボードでの録音を紹介しました。
ハードウェア音源を色々持っているので、その設定等をテンプレートに保存してあるそうです。
普段ショートカットを多用しているためか、例会では他の人のパソコンだったので使いにくかったと思います。それだけ設定していると、手にしっくり来るのでしょうね。

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録音ボタンで録音機能を使うよりも、再生している時に演奏された結果をリージョンに復帰録音するボタンを多用していました。(録音結果の取り込みボタン)こうすることにより、身構えることなくスムーズに作業ができます。(写真の一番右、二重丸ボタン。MIDI録音のみ)

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楽譜を表示しておいて、イベントリストでの数値修正には一同驚きました。ピアノロールで編集する方が多いようですが、以前は数値でやっていたという方も結構いました。


・K2さん

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K2さんは、バンドでの録音の仕方を紹介しました。
スタジオの夜中パックを利用して、とにかく、ドンドン録音するそうです。
Roland FA-101を使用し、8つの入力端子があるので、ギター&ベースはエフェクター経由で1ポートずつ繋ぎます。残りの入力をすべてドラムにあて、マイクを立てライン録りします。(音量は別途調整)

Logic Pro 9からのFlex Time機能を活用してタイミングの調整がとても役に立つそうです。

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音の確認にはヘッドホンアンプを使用します。人数分マルチアウトしたいので、Behringer HA400を使用しています。これより分配するので、プレーヤーはヘッドホンの延長ケーブルを各自持ってるそうです。

いくつかのテイクを録音して、その中から良いところを使って曲を仕上げる。その切り貼りもまた楽しいそうです。


・タオカさん

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タオカさんは総合的な音楽制作を紹介しました。
色々な素材を組み合わせて制作されています。

ドラムの音も途中でバシっと切ってしまうことで、残響を残さない。
ここが個性的な音になっているのだと思います。

タオカさんの曲が、WIREDのカンファレンス(US)のオープニングで使われたそうです。
すごいですね!そのデータを見ていますと、きれいにトラックごとに色を付けていています。
元は6分あったものを40秒程度にまとめたもので、良いところが複雑に組み合わさった作品に聞こえました。

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Native Instruments REAKTORを使った、音源制作も披露しました。円周率からランダムに数値を当てはめてみたりすることで、実験音楽っぽいフレーズを生み出すことができます。

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次に、歌ものの応募作品から制作過程を見ました。ファイルが個々に分かれています。これは別途サンプルファイルを貼り付けて一つずつ調整したものです。内蔵音源の流したものの録音ではなく、とても手の込み入った作りで、驚きの声があがりました。

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<LogicのTips>

・芝さん

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そのほかに芝さんからちょっとしたアイディアの紹介がありました。

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アイコン(ネットで類似のを探します)や楽器の並びを配置したテンプレートをあらかじめ作っておくことで、作業がしやすくなります。最初はとても手間がかかるそうですが、自分好みの配置ができて便利ですね。


<楽譜機能の質問>

・オヤマ

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スコア(楽譜)機能について質問しました。

1段あたりの固定小節数は設定出来るでしょうか?
→設定は出来ないけれど、五線紙の部分を押しながら移動することで、その小節を上下の段に移動出来ます。

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上下の移動が出来ることで、詰まり気味で見にくい段の調整ができました。
また、コード記号や歌詞なども簡単に入力出来ます。長年の疑問がスッキリしました。


本日のお言葉「音楽は根性!」 by タオカ(一同、納得)


(今回のデジカメ特性があるため、プロジェクター写真の色合いが本来とかなり異なる色あいになっています)
(ブログ担当:ノグチ)