■ tascam iXZ レビュー(長峰)

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Sutoh さんに続き tascam iXZ を購入したのでレビューします。レビューには 12月3日(土)のイベント( MusiOS in ソフトバンク広尾 1st. GIG )で使用したデータを再利用します。
(※録音における拙い演奏や声については容赦願います)

tascam iXZ は iPhone / iPad 用のオーディオインタフェースで、ヘッドフォンジャックに差し込んで利用します。モノラル入力( Line/キャノン)、ステレオ出力(ミニピン)で、電池(単三電池2本)によるファンタム電源供給によりコンデンサマイクを使用する事も出来ます。詳しくは、メーカーのページを参照してください。

今回、ベースギターと声を録音してみました。(使用アプリ: MultiTrack DAW )
(※比較しやすいよう、録音データは全て SoundTrack Pro でノーマライズしてあります)

ベースギター(ギター:Tune WB-4FM )
tascam_iXZBass.jpg








【音声:norm_Bass_iXZ.mp3

声(マイク:SHURE SM58 )
tascam_iXZMic.jpg








【音声:norm_Scat_iXZ.mp3

両方の録音ともクロストークが発生しています。(出力の音も一緒に録音される)これは iPad との接続がヘッドフォン端子なので仕方ないのですが、本格的な録音にはちょっと、、、という感じです。
ちなみに、 USB オーディオインタフェースで録音したベースギター音源は以下のようになります。

ベースギター(ギター:Tune WB-4FM 、オーディオインタフェース: Zoom H4n )








【音声:norm_Bass_USB.mp3

USB オーディオインタフェースで録音したデータではクロストークが全く発生していません。また、 tascam iXZ を使用した録音に比べて音が太いというか、しっかりと録れているような気がします。これは両者の周波数特性を比較すれば明らかで、演奏の最初の部分の音(E弦開放)の周波数を GarageBand のイコライザー機能を使用して表示すると以下のようになります。

tascam iXZ でベースギターを録音した音の周波数
Bass_EQ_tascam_iXZ.jpg

Zoom H4n ( USB )でベースギターを録音した音の周波数
Bass_EQ_USB_H4n.jpg

ベースギターのE弦開放時に鳴る音は 40 Hz あたりですが、 tascam iXZ ではその辺りの音が全く録音されていません。(逆に Zoom H4n では 40 Hz 以下の音もかなり入っていて「本当にそんな音が鳴ってるのかよ!」と思いますが(笑))

原因が tascam iXZ にあるのか iPad にあるのかは不明ですが(個人的には iPad のような気がしますが、、、)、少なくとも tascam iXZ はベースギターの録音には向いていないような気がしました。(余計な音は EQ で削れば良いのですが、無い音を後で足す事はできないので)

と、いろいろと文句を言ってきましたが、 iPhone / iPad で手軽にそれなりの音で録音できるという点において tascam iXZ は良い選択肢なのではないかと思います。

USB オーディオインタフェースとは異なりほぼ全てのアプリで使用できますし、入力調整用のツマミで入力ゲインを調整できる点も素晴らしいです。また、 iRig にくらべて入力ゲインが高めに設定されているのも、ノイズ対策として良いと思います。(逆に、入力を調整できるから標準のゲインをこれだけ上げられたのでしょう)

それでは、よろしければ tascam iXZ でベースギターと声を録音した曲を聴いてみてください。








【音声:iPhoneMusicGroupDemo.mp3
(※録音&ミックスは MultiTrack DAW で行い、バックの演奏は iSequence HD と iReal b で作成)