2016年9月定例会が行われました。
日時:2016年9月3日(土)15:00~18:00
参加人数:12名

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Onite USBミラーボールスピーカー(ノグチ)

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 お部屋にあるとちょっと華やかになる?[Onite USBミラーボールスピーカー]を紹介しました。アマゾンのタイムセールで思わず購入してしまいました。

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この様にキラキラと光り、明るい部屋でも認識できるほどです。 曲に反応してパターンが変化するらしいのですのが、どうなのでしょう?

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バッテリー駆動しUSBケーブル経由で充電します。底面にはスピーカーが内蔵されており、ミニフォン接続、Micro SD(TF)カード、USB Audio、FMラジオ、Bluetoothの音を鳴らす事が出来ます。いかにも中華っぽい盛りだくさんな製品です。

ちなみにモード切り替えの際に英語の音声で紹介が入りますが、どうもイントネーションが中国人ぽい気がします(笑)。

付属の充電兼用USBケーブルは、FMラジオで使用する際にアンテナ代わりになるようです。USB AudioとしてMacに接続する際は、別途購入でType A-Type AのUSBケーブルを使用して下さい。
 

KORG Gadgetの曲紹介(ノグチ)

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今月はシンプルでアップテンポな8ビートの新曲を紹介しました。

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今回は「Gladstone」と「Madrid」のガジェット音色を主に使いました。
7月にVersion 2.5になって追加された内部課金で追加できるモジュール「Kamata」(リンク先の一番下にそれぞれサンプル曲があります)を先々月紹介しましたが、同じく搭載された「Gladstone」はリアルなドラム音源として開発されています。

アンビエントの処理を各パーツごとに設定できますので、微細な調整が可能となっています。Gadgetのドラムはエレクトリック的なのが中心でしたので、今までと違った雰囲気を曲につける事が出来ますね。

使う際はプリセット音色のパン位置が全てセンターですので、まずはドラムパーツ位置から想定して振り直すことから始めてください。

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 こちらもリアル志向の内部課金で追加できるモジュール「Madrid」です。アンプの種類から設定できる本格的な作り込みも出来そうです。高域のフレーズでもしっかり音の中心が残る様な感じがします。

2つのモジュールはリアル音源志向ですが、KORG Gadget自体がエレクトリック系の曲制作に明らかに向いています。生のような曲作りを目指すよりも、今までと違ったエッセンスを持ち込む事ができる様になった事が大きいと思いました。



KORG plugKEY(小林)

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先月紹介したモバイルMIDI+オーディオインターフェイスの[KORG plugKEY]ですが、ノイズが乗る現象の原因についてなんとなく分かってきたという事をお知らせしました。本機能についてはリンクをご参照下さい。

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この製品はLightning端子よりiPadなどから電源供給されます。MicroUSB端子もあり、長時間使用する際はそこへ別途電源供給(モバイルバッテリーでも可)をする事も出来ます。

先月の発売直後に購入され、家で繋げたところノイズが出たそうです。[KORGサポートページ]に従い繋ぎ直す事で解消されました。また、ファームウェアの更新をお待ち下さいとありました。

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今回、定例会の直前にスタジオ練習で使ってみた所、作業途中からノイズが発生したとの事です。これは初めての現象だったそうです。そこで、芝さんのアドバイスから別途モバイルバッテリーで電源供給を行ってみた所、ノイズがピタっと止まったそうです。個人的な推測ですが、Lightning端子のみでは供給電力が少なく、不安定になるのではと考えられます。 

別途電源を繋げればとりあえず解消されそうですが、コンパクトさが売りの製品でメリットが少なくなってしまうのが残念ですね。



■iPad用の音源アプリの紹介(小林) 

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[KORG Module]より音源の紹介です。内部課金で追加出来る「80's Electric Piano」はエレクトリックピアノから優れた音色を収録しています。

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いくつかある中、ここで注目したかったのは「E.Grand」という名前が付いた音色で、これはヤマハのCP-80という機種から収録したと思われるものです。

実機では生ピアノのように弦が張っており、同じ様にハンマーで叩く構造を採用しています。そのため重さが100kg近くありました。(使用アーティストではジャーニー、八神純子、小田和正など)

小林さんによると権利関係か、この音をリアルに再現している機種は少なかったそうです。ここ数年のコルグのシンセでは再現出来ており、この軽いようで重いような独特な音色がまともに再現出来ているそうです。

エレクトリックグランドとFMピアノとのレイヤー音色、ローズ音色やDX7などの音色もおすすめです。



iSEM(小林)

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[オーバーハイム](Wiki)を再現したiPad用アプリ「iSEM」です(使用アーティストは初期のスクエアでリリコン音色の元に採用)。

ブラス系音色では重厚な再現となっています。音色編集もでき、レゾナンスを発信する寸前でカットオフで絞っておくと「キー」とした折り返し音があまり気になら無いそうです。これは、アプリ自体の特殊な計算がされているそうです(開発元のArturiaはアナログシンセの再現では定評があります)。

素晴らしいアプリですが、もう一つな点はエフェクターがコーラスとディレイのみで、ライブで使う様なリバーブが無い事です。

この点は、Audiobus経由などで他のアプリの力を借りれば解消できると思います。価格を考えると十分音源として活用出来ますね。



■音楽合宿について(芝)

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芝さんより、今年の音楽合宿についての相談がありました。
去年の合宿曲は、とりあえずのまとめは出来ていますが、当クラブのイベントなどで時間を取られた事もあり、須藤さんの方でのミキシング作業に1年ほど経ちつつあります。

そこで、須藤さんより今年は合宿ではレコーディングを中心に行っていたものを、レコーディング+ミキシングまで終えてしまった方が良いのではという意見をいただきました。

また、遠方への移動時間に多くを取られてしまう現状ですので、旅行という側面も考えつつも合宿場所を再検討するという形になりました。
 

■iLok(須藤)

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笹川さんより質問のあった、ソフトウェアのオーソライズに必要なUSBオーソライズキーの紹介をしました。

これは昔からいう所のドングルというもので、鍵を模したUSB接続の古いタイプのiLokキーがありました。入れられるオーソライズ情報が100個ほどまでであり、最近ではバンドル版など多数の情報をいれるものもあるため不足します。

最近のiLok2キーでは約500個ほどに拡張されてコンパクトなサイズに収まっています。iLok2キーは6,000円ほどで入手出来ます。

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オーソライズは[ilok.com]で行う方法と専用ソフト内で行う方法があり、ソフトの方が楽でおすすめです。 ソフトOSX 10.7以降に対応しており、それ以前のレガシーなソフトで使いたい場合は古いバージョンをネットで落とす必要があります。

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プラグインごとの対応が分かる様に、左側にアイコンが並んでいます。
左から古いタイプのiLokキー、iLok2キー、パソコンとなります。グレーアウトしている場所にはオーソライズ情報を置く事が出来ないという意味になっています。

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複数の場所に対応しているものもこれで分かりますので、パソコンに情報を置かずにiLok上にオーソライズ情報をいれ持ち歩いたりする事も出来ます。須藤さんは、白いiLok2キー、黒いiLok2キーと分けて、作業されるシーンに応じて2台のパソコンで使い分けているそうです。

また、年間100ドルを支払う事でゼロ・ダウンタイムというサービスを受ける事が出来ます。故障した場合にすぐに仮のキーを使って一時的に復旧できるサービスです。こういったサービスもありますが、オーソライズUSBキーはいつ壊れるか分からないので、定期的にソフトとの同期作業をやっておく事が肝心です。 壊れた場合でも証明になります。

この他にWAVESのオーソライズ方式やSteinbergなどのeLicenser、Reasonで使われるUSBオーソライズキーの紹介がありました。

その他の話題として、K2さんによるiLokキーの壊れた際の体験談、須藤さんよりバンドル販売の安売りを行っている所の紹介がありました。



10月の定例会は10月1日(土)15時〜18時です。場所は喫茶室ルノアール 新宿小滝橋通り店 第1会議室で開催予定となっております。

随時見学を承っていますので、お気軽にご参加ください。ご希望の方はご連絡を頂いてからとなっておりますので、お手数ですが以下のメールアドレス宛にお名前と参加予定日をお知らせください。
見学について