今回はユーザーグループに相応しく濃くて深い話題が満載。
ネタ1:LAN端子付きのThunderBolt Dock
製品によってUSB-LANとPCI-LAN 接続となる理由と、二つの接続の違い(小林)
1月の定例で紹介したOWC「Thunderbolt4 Dock」
ギガビットイーサの端子がついていることも購入理由の一つだったが、「このマックについて」のネットワークの項目をチェックすると接続がUSB-LANとなっている。

Thunderbolt接続=PCI-LAN接続と考えていたが、調べるとハブに使われているチップによってUSB-LANとなるらしい。
詳しい解説は↓のサイトを参照
ちなみにOWCの一つ前の「Thunderbolt3 Dock」はPCI-LAN接続らしい。
重要なのはUSB-LAN接続になるとMac OS標準のAVB機能(LANケーブルでオーディオ信号を扱う機能)が使えなくなること→ネタ2 に続く。
ネタ2:AVB機能を使うための手順について(須藤)
今回は Apple社純正の「Apple Thunderbolt - ギガビットEthernetアダプタ」を使った場合「AVB」環境が利用可能なことを確認。「AVB Audio Configuration」で設定を行う手順等、ディジタルオーディオを扱う為の基礎的な情報をユーザー同士で学んだ。
この手の情報はベンダーでは扱わないので非常に勉強になったはず。
上は有線LAN接続の AVB環境のキャプチャです。
ネタ3:「MOTU Audio Express」をMacBook Airでバスパワーで動かす(須藤・橘)
Thunderbolt 4(3)端子しかない「MacBook Air」で「Apple Thunderbolt 3(USB-C)- Thunderbolt 2アダプタ」→「Apple Thunderbolt - FireWireアダプタ」→「FireWire 800→400変換ケーブル」→「MOTU Audio Express」と複数アダプターを用いてオーディオインターフェイスデバイスをバスパワーで動作させる事が可能な事も確認。
アップル純正アダプタの安心感は素晴らしい!
ただしMacBook AirにHDMIでプロジェクターを接続していると「MOTU Audio Express」はバスパワーで起動しなかった。おそらく Air側の容量に余裕がないためと思われる。


東京マラソンのお手伝いで上京した荻野さんと久しぶりにお会いできた2次会では、パソコン通信でMIDIデータを公開していた時代の逸話や伝説のリズムマシンRoland TR-808の話など、さらに深く深く掘り下げたマニアックな話で盛り上がりました。
次回も深い話をしましょう。皆さんの参加をお待ちしています。